工業製品の音・振動の問題が変容してきています。依然として騒音・振動の低減は、製品の品質・性能面から重要な要件として求められておりますが、音を小さくすることで問題が解決しないケースが増えています。全体的に低騒音、低振動の製品が当たり前の品質となると、小さくても気になる音や、低減前にはマスクされていた別の音が知覚されることで、品質改善につながらないばかりか、新たな問題を引き起こす場合があります。
一方で、量的な低減から質的な改善へ向かうことで、製品の差別化に寄与し、心地よい音で製品の価値を向上するといった積極的な音創りのニーズが顕在化してきております。当社は、騒音・振動の低減、音質の改善の両面のアプローチでコンサルティングを実施できる経験豊かで、先端的な技術に精通したスペシャリストを擁しています。複雑で高度化した音と振動の問題を俯瞰統合的に捉え、お客様の問題解決と価値創造を長期的にサポート致します。
音響棟