新機能紹介
インポート
● IPG Automotive社ファイル対応
IPG Automotive社のシミュレーションソフト(CarMaker/TruckMaker/MotorcycleMaker)で収録されるバイナリ形式のERGファイルをテキストファイルに変換することなく、直接読み込むことが可能です。
Oscope上では、弊社GPS速度計(LCシリーズ)で収録した実車データ、自動運転計測制御システム(FAMS-R5)で収録したテストデータとIPG Automotive社のシミュレーションソフトのデータをそれぞれ読み込み、Oscopeにデータを並べることで実走行の比較が容易にできます。
インポート
● 対応ファイルを追加
他社収録機器の対応ファイルを追加しました。
メーカ |
ver2.9で追加 |
現行対応機種 |
---|---|---|
TEAC | VR-24 | [DR-C、DR-F/M、DS]シリーズ
GX-1、LX-10/20、LX-110/120、es8、 WX-7000シリーズ |
日置電機 | MR8870、MR8847、MR8847A、 MR8827、MR8741/ MR8740 |
MR8880、MR8875、MR8847-01/-02/-03、8870、 8861-50/8860-50、8861/8860、8855、8847、 8842/8841、8835-01、8826、8808/8807 |
横河メータ&インスツルメンツ | - | [DL750/DL750P,DL850/DL850V,DL850E/DL850EV,DL9000,DL7400, DL1700,DL1700E,DL1600]シリーズ、 WE7000、SL1400、SL1000、DLM2000、DLM4000 |
MDFファイル | MDF バージョン3.3
時刻同期で収録されたファイルのみ対応。 |
MDF バージョン4.0 (ASAM準拠) |
エクスポート
● 対応ファイルを追加
メーカ |
ver2.9で追加 |
現行 |
---|---|---|
National Instruments | tdmsファイル | - |
カスタム
● 燃焼解析モニタの強化
燃焼解析ソフトウェア(DS‒0328)のSYNC計測機能(DS‒0335)で収録されたTDMS形式ファイルをOscopeに読み込むことで、分割されていたファイルを連続ファイルとして表示できるようになりました。
HEVやアイドリングストップにおいて「始動・停止の連続解析」ができるようになります。
SYNC計測機能で収録されたTDMSファイルをOscopeで読み込むと
・分割されていた複数ファイルを1回で読み込み可能です。
・Oscopeでは、連続ファイルとして表示します。
・複数ファイルは1つのグループとなり、位置合わせすると全てのファイルが連動して移動ができます。
・燃焼解析モニタでは、筒内圧力の複数サイクルの重ね描きが可能です。
https://www.onosokki.co.jp/HP-WK/products/keisoku/vehicle/ds3000_combustion.htm
信号処理
● ヒルベルト変換
ヒルベルト変換の出力形式に 「瞬時振幅」以外に「瞬時位相」「瞬時周波数」が計算できるようになりました。
・瞬時位相を出力することで、 2つの回転体の瞬時位相を出力し、その差を取ることで回転体間のねじりを検出することができます。
・瞬時周波数を出力することで、回転体からの周期信号の速度が測ることができます。
基本機能
● データマネージャ
関連している複数ファイルに「遅れ時間を連動」させると関連したファイルは「グループ化」され グループ化のマークが付きます。
グループ化されていれば、1つのチャンネルに遅れ時間を設定するだけで、他のチャンネルも連動して遅れ時間の設定ができます。
● ウィンドウマネージャ
解析画面を管理しているウィンドウマネージャで、画面サイズの幅や高さを入力した値で、一括して揃えられるようになりました。
コメントも一括入力可能です。
● 波形の色
環境設定で波形のデフォルト色を変更した場合、元の色に戻せるように、色の設定画面に波形のデフォルト色を表示するようにしました。