新機能紹介
波形解析
● 頻度解析
オプションOS-0251:統計解析に 「頻度解析プラグイン」 が追加されました。
自動車や機械、構造体等は不規則に変化する振動を受けます。このような時間とともに変化する現象を的確に捕らえるためには、どれだけの量が、どの程度の割合で発生していたのか把握しなければなりません。
頻度解析を使用して、応力や振動加速度といった極値や振幅等を、様々な処理手法でヒストグラムとして表現することが出来ますので、上記のような現象を捉えることが可能となります。
● マーカ機能
マーカ機能が強化されました。
検索結果位置にラベルとともにマーカを自動設置できるので、軽快に波形編集ができます。
機能強化
エクスポート
● CSVエクスポータ
出力形式で、タイムデータのフォーマットを選択できるようになりました。
今までは、「時刻」のみでしたが、「時間」と「サンプルポイント」が選択が可能になり、次処理がスムーズになります。
● WAVEエクスポータ
各チャンネルの信号を個別 WAVEファイル(モノラル) に連続変換する機能を追加しました。
今までは1チャンネル毎に WAVEファイル に変換していましたが、今回のバージョンアップにより、1回の操作で全チャンネルをまとめて変換できるようになりました。
メディアプレイヤーでの再生や他ソフトでの利用のために WAVEファイル への変換作業が効率アップします。
● ORFエクスポータ
回転情報付きのORFデータをエクスポート可能になりました。
回転情報付きORFデータをデジタルフィルタや移動平均など信号処理を行った後、DSシリーズでトラッキング解析ができます。
ただし、回転情報付きORFデータはスループットソフトで収録した回転情報を含んだORFデータに限ります。
信号処理
● 移動平均
移動平均の点数の上限を51点から50,000点にアップしました。
これにより、波形自身の長期間の傾向を捉えやすくなりました。
波形解析
● 1/Nオクターブ解析
オプション OS-0264 : 1/N オクターブ解析に 時定数 10ms、35ms、630ms、8s を追加しました。
音響用の時定数 125ms(FAST)、1s(SLOW)に加えて、10ms、35ms、630ms、8s を追加して振動計測にも対応しました。
データ編集
● チャンネル設定
画面操作を見直しました。
例えば「全ファイル表示」表示化が可能になり、複数ファイル間での項目名称やEU値の変更が簡単になりました。
カスタム
● 信号校正
複雑であった画面を統一し、直感的な操作で信号校正が可能になりました。
画面を切り替える事なく、複数ファイルに及ぶ信号校正が効率的に行える様になりました。
その他
● 読み込みの高速化
データインポートやプロジェクトの読み込み処理を改善し高速化しました。