各種自動車試験をバーチャルに再現。シミュレーションベンチの開発

武田 雄資

モデル制御グループ 係長 2010年入社

入社動機
大学時代、モータ制御に関する研究を通して制御の魅力と計測の重要性を知り、高い制御・計測技術を持っている小野測器に興味を持ちました。 入社してみると、想像以上に技術レベルが高く、仕事では分からない事ばかりですが、会社説明会で受けた印象通り、上下関係も厳しくなく、非常にすごしやすい環境です。


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off time

モチベーションを上げるために、仕事と遊びのメリハリを大切にしています。 遊ぶときは、しっかり遊んでストレス発散。休日は仕事のことは考えないようにしてます。

バイクでふら〜とドライブに行くことが多いです。 海岸線や緑の多い所、景色のいい所をバイクで走っているだけで、リフレッシュできて気持ちがいいです。

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また、ドライブ途中にその土地のおいしい食べ物を食べたり、温泉に入って疲れを癒すのが好きです。 たまに、同期で山登りやバーベキューなどをして日頃のストレス解消をしています。



設計・開発から現地調整までを一貫して担当

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現在、エンジンやトランスミッションの試験装置など、自動車開発に関わる試験装置の開発、設計・製作、現地調整まで幅広く担当しています。
開発では、実車相当の挙動を示すシミュレーションモデルの構築やモータ制御系設計を行い、現地調整では、自動車会社の技術者とやりとりしながら細かい仕様調整とシステムの最終制御調整を行っています。

エンジン試験装置では、エンジンと動力吸収用のダイナモをシャフトで直結し、エンジンのトルクを吸収して性能試験等を行います。
それにシミュレーション要素を付加したシミュレーションベンチという、エンジンは実物を用い、その他の構成要素(トランスミッション、タイヤ、車体等)をソフト上でバーチャルに再現し、車体にエンジンを載せて走行しているかのように負荷を再現させるしくみを開発しています。
装置が非常に複雑であると共に、お客様は自動車会社の技術者のため非常に要求が厳しく大変な仕事ですが、製作した装置でお客様が試験する所まで立ち会うことが出来るので、やりがいをダイレクトに感じられるところが魅力です。



技術力だけでないスキルが要求される仕事

仕事では、この仕事でどういうスキルが伸ばせるか自分なりの課題を持って取り組んだり、仕事を細かい単位に分割して進める、小さな成功を積み重ねることができるように気をつけています。
私の部署では、関係部署と連携して仕事を進めたり、ユーザと仕様等の議論を行いながら製品を作るため、人に何かを説明する能力、相手が伝えたいことを理解する能力(コミュニケーションスキル)は、入社当時に比べて向上したと思います。
また、自動車に関する知識、制御や計測に関する知識ではなく、技術を磨くことが出来ました。
今後も自動車及び自動車技術に関する知識をさらに深め、より実車に近いシミュレーションモデル構築のためのモデリングを行っていきたいですね。
また、モデルベース制御理論を用いて、構築したシミュレーションモデルが生かせるような高精度のモータ制御系を設計し、さらなる製品の高付加価値化に貢献して行きたいです。



メッセージ

会社に入ってから後悔しないように、自己分析をしっかり行い、 自分のやりたい仕事を見つけることが大切だと思います。
「やりたい仕事」と言うと大袈裟ですが、自分を見つめ直せば、必ず自分が興味を持っているが事が分かります。
あとは、多くの会社を見学し、微妙な会社の違い(事業内容や社風)を見極めて、自分が本当に入りたい会社を見つけてください。
これまで大学等で学んできたこと以上に、会社に入ってから学ぶことが沢山あります。
何を学んできたかよりも、これから何を学びたいか目標をもった人、また、人と人が関わりあって仕事をすることが多いので、一緒に楽しく仕事が出来る人と働きたいです。



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