当社グループは、2022 年度を初年度とする中期経営計画
「Challenge StageⅢ」を策定いたしました。



新型コロナ感染症のパンデミックによる、生活様式やそれに伴う人々の意識の変化、またSDGsに代表される環境、社会、人権等への意識の高まり、加えて当社グループの主要顧客である自動車業界において提唱されております「100年に1度の変革期」など、CASE(Connected、Autonomous、Shared/Service、Electric)やMaaS(Mobility as a Service)に代表される変革が、これまでにない早さで進行しており、当社を取り巻く事業環境も大きく変化することは避けられないと予想されます。

   ※CASE :Connected、Autonomous、Shared、Electric
   MaaS :Mobility as a Service

このような変化に対応し、更なる成長を遂げるため、当社グループが描くビジョン(ありたい姿)を実現するため、 新中期経営計画「Challenge StageⅢ」を策定いたしました。


当社グループにおける中期経営計画の位置付けは、以下の通りです。





長期ビジョン(将来ありたい姿)

「はかる・わかる・つながる」技術でお客様と共創し、社会に安心を提供する

当社グループでは、創業の精神である「誰もやらないから挑戦する価値がある」、また企業理念である「未知を拓き、未来を創る」「人とテクノロジーのより良い関係を支えサステナブルな社会の実現を加速させる」、および「らしさ」である「はかる(数値に真面目)・わかる(専門家の集まり)・つながる(柔軟な現場対応)」を、時を経ても変わらないもの、守り抜くものとして、基本理念と位置付けております。 これらを基に、当社グループが社会へ具体的に提供できる価値を「安心」と見定め、お客様をはじめとしたステークホルダーと共に創り上げていく、そのような企業でありたいとの想いから、長期ビジョン(ありたい姿)を定義いたしました。





中期経営計画「Challenge StageⅢ」基本方針

事業再生 ~ Reborn ~

当社事業は、コロナショックを契機として社会の趨勢との間にずれが生じていることが顕在化してきました。Challenge StageⅢでは、挑戦の機運を再び盛り上げ、新たに生まれ変わる覚悟を持って取り組むこととし、基本方針を「事業再生」としました。

テーマ① 成長戦略:「環境」「社会的課題の解決」を通した成長の実現
「安全」「環境」「豊かさ」への貢献に向け社会に「安心」を届け、持続的な成長を実現する
お客様との価値共創を目指し、広く社外との連携を深め、新たな技術の創造による新商品、新サービスを開発し、リリースいたします。また、計測、解析、課題解決、ベンチ運用等をエンジニアリングすることでサービスによる収益を確立し、同時にそこから得られる市場情報を、いち早く商品開発へとフィードバックする体制を整えてまいります。

テーマ② 業績伸長:アジア地域を中心とした海外市場の強化による収益の拡大
海外市場への販路拡大とともに商品投入を行い、早期に収益の拡大へと結びつける
海外現法との連携をより一層強化し、市場別の販路の拡大、商品投入を行い、グローバル市場での拡販を図ってまいります。また、コロナ禍において進みましたWeb展示会やウェビナーなどの、DXをより一層進展させ、これをマーケティング分野にも応用することで、新市場の開拓に取り組んでまいります。

テーマ③ 構造改革:DXとオープンイノベーションの推進による改革の実現
Internal DX、External DXの双方を推進し、社外とも密接に連携を図ることで、ビジネスモデルや企業文化を含めた改革を実現する 当社「らしさ」である「挑戦」を推進するため、当社社員全員が、必ず新たな「挑戦」をする施策を進めます。また、人財の育成に取り組み、従業員エンゲージメントの向上を目指すとともに、DXや社外との連携により変革を加速してまいります。




サスティナビリティーへの取組み

気候変動を始めとした地球環境問題、多様性の尊重や健康・公正性への配慮に代表される人権の問題などは、個人や企業の枠を超えた社会共通の課題となっています。そのような状況を受け、新中期経営計画Challenge StageⅢでは「環境」「社会的課題の解決」への対応を、当社の成長の実現に欠かせないものであると位置づけ、今後当社事業を推進するに当たりましては、これらの問題へ真正面から取り組むことで、サスティナビリティーの向上に努めてまいります。

 

(更新日:2024年1月19日)