「学生フォーミュラ日本大会2022」に大会スポンサード 2022/09

9月6日~10日、静岡県のエコパ(小笠山総合運動公園)で、公益社団法人自動車技術会が主催する「学生フォーミュラ日本大会2022」が開催されました。

「学生フォーミュラ」とは、学生で組織されたチームが1年でレーシングカーを制作し、車両の企画や設計、コスト等ものづくりの総合力で競う催しです。 学生たちに「ものづくり」の機会を与えるために1981年にアメリカで始まり、現在はイギリス、オーストラリア、ドイツなどでも開催されており、国際的な競技へと成長しています。

 折からのコロナ禍の影響を受け昨年は静的審査のみ(2020年の第18回大会は中止)、事実上3年ぶりの開催となりました。

 

 今年で20回目を迎える本イベントですが、当社は第1回から支援させていただいています。今回も例年通り車検の「騒音審査」を担当しましたが、初日から時折激しい雨に見舞われながらの計測となりました。が、晴れ間が広がれば、うだるような暑さに……。

 

レシプロエンジン搭載車の場合、騒音審査では以下のようなレギュレーションが定められています。

・事前に申告されているエンジンの回転速度(アイドリング&指定回転)に達した時の近接騒音を測定

・規定値(アイドリング:103dB(c)、指定回転:110dB(c))以内で合格

・騒音計は、排気管出口と水平面で45度の角度、50センチ離れた場所に設置(車検員が設置)

 

 使用した機器は高機能騒音計の「LA-7500」。何度トライしても上記条件をパスできない車両もちらほら。徐々に焦り始める学生達。
トライ&エラーを繰り返して、ついに規制をクリアした学生たちの笑顔に、我々もほっと一息。学生のあどけなかった顔つきが、徐々に「エンジニア」のそれに変わっていくのが印象的でした。

 

 ちなみに今回の総合優秀賞を獲得したチームは「京都工芸繊維大学」でトータルスコアは913.57点。デザイン賞、コスト賞、プレゼンテーション賞、スキッドパッド賞、オートクロス賞、耐久走行賞で1位を獲得した、特別賞のジャンプアップ賞も獲得するなど、圧巻の成績でした。当社は総合優秀賞にも協賛させていただいております。

 


写真提供(集合写真、京都工芸繊維大学):公益社団法人 自動車技術会