|
|
※こちらは旧機種のメインユニット DS-3100 について記載しています。 現行機種の DS-3200 については、 こちら をご覧ください。
|
|
|
DS-3000“ESUFEEL”サーボアナライザー(周波数特性分析器)は、制御回路や機械構造物の伝達関数(周波数応答関数)を高精度に計測する機器です。
制御回路の特性(位相余裕、ゲイン余裕)、構造物の共振周波数の計測、インピーダンスの計測などを行うことができます。
「使いやすい操作性」「多彩なグラフ表示」の他に下記の機能を備え、使いやすさを徹底追及した、PCベースのサーボアナライザーです。
● FRA方式と FFT方式の 2種類を搭載
● 最大周波数:100 kHz、最大測定チャンネル数:4ch
● 各チャンネル間および信号出力をアイソレーション
● 加振器のコントロールが可能
|
多種類な測定項目・測定対象に対応
測定項目:
サーボ特性測定、インピーダンス特性測定、共振特性測定、伝達特性測定、音響特性測定
測定対象:
DCモーター、光ピックアップ、圧電素子、スイッチング電源、バッテリ、スピーカ、イヤホン、など
特長
- ■ 高精度&高機能・新ハードウェア(100 kHz入出力ユニット)
|
周波数応答関数(FRA)を高精度で計測するために、入力部のチャンネル間誤差を大幅に低減しました。
振幅誤差 ±0.05 dB以内(0~20 kHz)、±0.1 dB以内(20 k~100 kHz)
位相誤差 ±0.3 deg 以内(0~20 kHz)、±0.7 deg以内(20 k~100 kHz)
|
|
(1) ハードウェアに加算アンプ機能(DS-0374)を追加可能です。
本体(100 kHzユニット)からフィードバック信号にノイズ信号(周波数応答関数計測用)を加算した信号を出力できます。
ケーブルの引き回しが少なくなり、耐ノイズ性が向上します。
※DS-0373(1ch 100 kHz帯域信号出力ユニット)にのみ追加できます。
|
|
(2) 出力ch および入力ch は、筐体および各入出力間でアイソレーションしています。 |
- ■ サーボ&音・振動 解析
機械制御特性計測(サーボ解析ソフト:DS-0342)と騒音振動計測(FFT解析ソフト:DS-0321)を“ESUFEEL”上でモードを切り替えるだけで計測可能です。
例えば、カメラの手振れ補正制御特性とモーター音などの計測を合わせて行うことができます。
※上の画像をクリックすると、拡大して表示します
- ■ 便利な機能を搭載
オート分解能コントロール機能
鋭いピーク付近の周波数分析能を自動的に上げる機能です。短時間で精度の高い結果を得ることができ、ピークの見逃しを防ぎます。
<周波数応答関数>
オート分解能コントロール機能 OFF
オート分解能コントロール機能 ON
<ナイキスト線図>
オート分解能コントロール機能 OFF
オート分解能コントロール機能 ON
-3 dB 自動サーチ機能
カーソルで選んだ基準値から -3 dB下がった点を自動的にサーチします。
- ■ PCベースならではの多彩なグラフを同時に表示可能
ボード線図、ナイキスト線図、コクアド線図、ニコルス線図、コールコールプ ロットなどの周波数応答関数(FRA)を多彩な方法で表示可能です。
計測中の時間波形やその瞬時スペクトルをモニタ可能で、接続方法の確認や動作中の系の異常などをリアルタイムに確認できます。
- ■ 2種類の演算方式を搭載
FRA 方式
単一周波数毎にそのゲイン・位相を求める方式です。
高精度で高ダイナミックレンジな測定を行うときに使用します。
FRA方式(計測時間 100秒)
Log Sin スイープ加振
FFT 方式
ゲイン・位相を高速で求める方式です。
短時間で広い帯域の測定を行うときに使用します。
FFT方式(計測時間 3秒)
ランダム加振
計測例
計測例1:小型モーターの回転トルク制御特性計測
産業機器や自動車など様々な製品に組み込まれるモーターには、その回転速度・トルクなどを制御するための制御回路(閉ループ回路)が組み込まれています。
この制御特性の評価として、一般的には利得余裕、位相余裕を計測して、その安定性を評価します。DS-3000サーボ解析システムを用いれば、この評価を簡便に高精度で行うことができます。
計測例2:レーザードップラ振動計を用いた電子機器基版の加振制御計測
電子回路基板に実装されている電子部品の周波数特性を計測することができます。その際には、
基板に一定の加速度振幅を与えるように加振器を制御します。
またレーザードップラ振動計は、非接触で微細な部品の振動を検出することが可能です。
計測例3:2次電池/燃料電池(単セル用) 交流インピーダンス測定システム
※ 0V高速電子負荷装置は株式会社 計測技術研究所の製品です。
<計測イメージ コール・コールプロット>
DS-3000 サーボ解析システムと電子負荷装置を組合わせることによって、実働負荷状態での交流インピーダンスを高精度/高速測定可能です。
概略仕様
入力部 |
計測チャンネル数 |
2ch または 4ch
【100 kHz帯域入力ユニット使用時】
解析周波数レンジは 2ch:100 kHzレンジまで、4ch:50 kHzレンジまで可能です
各チャンネル間は、アイソレーションされています
【40 kHz帯域入力ユニット使用時】
解析周波数レンジは 4ch:40 kHzレンジまで可能です
各チャンネル間は、アイソレーションされていません |
カップリング |
AC/DC
カップリング自動切換え機能付き |
端子 |
BNC(電圧入力/CCLD切替) |
電圧オートレンジ機能 |
各チャンネルの電圧レンジを、入力信号のレベルに合わせて、自動で最適に選択しながら計測可能 |
ch間精度 |
±0.05 dB以内、±0.3 deg以内 ( 0 ~ 20 kHz)
±0.1 dB以内、±0.7 deg以内(20 k~100 kHz) |
ダイナミックレンジ |
140 dB(FRAモード)
90 dB(FFTモード、100 kHzユニット)
110 dB(FFTモード、 40 kHzユニット) |
信号出力機能 |
出力チャンネル数 |
1ch
【100 kHz帯域入力ユニット使用時】
計測チャンネルとはアイソレーションされています
【40 kHz帯域入力ユニット使用時】
計測チャンネルとはアイソレーションされていません |
出力信号種類 |
サイン/サインスイープ(ログ/リニア)/スウェプトサイン
ランダム/擬似ランダム/インパルス |
出力電圧 |
オフセット電圧と振幅合わせて、最大±10 V (Peak)、最小±10 mV以下 |
オフセット電圧 |
ストップ状態でも常に出力するモード |
振幅出力テーパ |
上がりと下がりのテーパ(1 ms~10 s) |
計測スタート遅延 |
信号を出力してから計測するまでの遅延時間を設定(1 ms~10 s) |
出力インピーダンス切り替え |
50 Ω、0 Ω切り替え |
測定モード(FRAモード) |
測定周波数範囲 |
10 mHz~100 kHz |
周波数分解能(ログスイープ) |
10, 20, 40, 50, 80, 100, 120, 160, 200, 250, 300, 320, 400, 500本/decade |
周波数分解能(リニアスイープ) |
100, 200, 400, 500, 800, 1000, 2000, 2500, 4000, 5000本/全帯域 |
アベレージ回数 |
1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 20, 25, 30, 40, 50, 60, 80, 100, 120, 150, 180, 200回および任意の回数 |
周波数範囲分割設定モード |
測定周波数範囲を最大10分割し、各々加算回数および信号出力レベルを変更して測定可能 |
オート分解能コントロール機能 |
周波数全域の特性を精度良く観察できるようにするため、各周波数バンドの decadeを自動的に最適化する機能 |
測定モード(FFTモード) |
FFT点数 |
512, 1024, 2048, 4096, 8192, 16384, (32768, 65536)点
※括弧内は信号出力がランダムノイズの時のみ |
周波数レンジ(シングルレンジ) |
100 k, 50 k, 25 k, 20 k, 10 k, 5 k, 4 k, 2.5 k, 2 k, 1 k, 500, 400, 200, 160, 100, 80, 50 Hz |
周波数レンジ(ペアレンジ) |
Hiレンジ:シングルレンジと同じ
Lowレンジ:Hiレンジの1/5, 1/10, 1/20, 1/50, 1/100 |
アベレージ回数 |
2, 5, 10, 40, 50, 60, 80, 100, 120, 150, 200, 250, 300, 400, 500, 600, 800, 1000, 1200, 1500, 1800, 2000回 |
周波数分解能拡大機能 |
計測時の周波数レンジ分解能に対して、周波数分解能を20倍に細かくした正弦波を発生させ、再測定をすることが可能 |
演算機能 |
周波数軸微積分機能(1階微分、2階微分、1重積分、2重積分)
四則演算機能 |
表示 |
周波数応答関数の表示 |
コクアド線図(横軸:周波数/縦軸:実数部と虚数部) |
ボード線図(横軸:周波数/縦軸:ゲインと位相) |
ナイキスト線図(横軸:実数部/縦軸:虚数部)
(振幅の対数軸表示が可能)
|
ニコルス線図(横軸:位相/縦軸:ゲイン) |
コールコール表示 |
表示モード |
FRFモード(3画面表示)
1)FRF(ゲイン・位相)、COH(表示の ON,OFFが可能)
2)ナイキスト、コクアド、ニコルス、SPEC(1,2ch重ねがき)のいずれか
3)TIME、瞬時スペクトル
(重ね合わせて表示およびチャンネルの指定可能)
|
Listモード(2画面表示)
1)測定条件
2)測定データ全ての No./周波数/FRFゲイン/FRF位相/COH/FRF実数部/FRF虚数部/SPEC1/SPEC2/加算回数のリスト
|
Peak Listモード(2 or 3画面表示)
FRFのボード線図表示において 3つの方法で周波数、ゲイン、移送をリストアップ
1. ゲインのピーク点(自動サーチ)
2. 任意点
3. ゲイン余裕と位相余裕(自動サーチ)
|
Memoryモード
1)カレント状態のFRF
2)メモリした波形のリスト
3)2)で選択した波形の重ねあわせ表示(最大20画面まで)
|
Calculation画面(4画面表示)
1)カレントのFRF
2)メモリしたFRF
3)1), 2)を四則演算・微積分演算した結果の波形、1), 2)から開閉ループ変換した結果の波形
※Calculation結果の波形も表示可能
4)3)の計算結果のナイキスト線図・ニコルス線図
|
表示機能 |
位相アンラップ表示
サーチデルタ機能 |
※周波数応答関数(FRF)、コヒーレンス関数(COH)、パワースペクトル(SPEC)、時間軸波形(TIME)
オプョン機能 |
■加算機能(DS-0374) |
外乱ノイズを付加するための加算入力端子をハードウェア本体に内蔵するハードウェアオプション(注意:1ch 100 kHz帯域信号出力ユニット(DS-0373)のみ) |
一般事項 |
電源 |
AC100~240 V、DC15 V/25~95 VA(DC15 V時) |
付属品 |
取扱説明書、ACアダプタ、ACアダプタ用ケーブル |
規格 |
CEマーキング対応 |
その他 |
■-3 dB自動サーチ機能
■群遅延
■開ループ ⇔ 閉ループの相互変換機能
■ゲイン余裕、位相余裕を自動サーチ機能
|
動作環境
カードスロット |
次のいずれかのスロットが搭載されていること
PCI Express スロット、CardBus スロット、ExpressCard スロット |
OS(オペレーティングシステム) |
次のいずれかのOS(オペレーティングシステム)が搭載されていること
Microsoft® Windows® 7 Ultimate / Professional(32ビット版のみ)
Microsoft® Windows Vista® Ultimate /
Business(SP2以降 / 32ビット版のみ)
Microsoft® Windows® XP Professional (SP2以降
/ 32ビット版のみ) |
※互換モードや Microsoft® Virtual PC 等を利用した場合、DS-3000 マルチチャンネルデータステーションは正常に動作しません。ご注意ください。
組合せPC要求仕様
CPU |
Intel® CoreTM i5 プロセッサ以上(2 GHz以上を推奨) |
メモリ |
4 GB以上 |
ハードディスク |
空き容量 1 GB以上 |
※動作環境に合致した PCであっても、物理的な形状およびインストールされている他のソフトウェアや周辺機器等の影響で、本システムが正常に動作しない場合があります。
セット価格
■ 2ch サーボセット (100 kHz対応) (※1)
|
通常価格 ¥2,220,000
¥ 1,800,000
(税込¥ 1,890,000)
|
<セット内容>
◆DS-3200 メインユニット
◆DS-0366 2ch 100kHz帯域入力ユニット(※1)
◆DS-0373 1ch 100kHz帯域信号出力ユニット (※1)(※2)
◆DS-0342 サーボ解析機能
◆USB3.0 ケーブル(2 m)
|
■ 4ch サーボセット (100 kHz対応)
|
通常価格 ¥2,820,000
¥ 2,400,000
(税込¥ 2,520,000)
|
<セット内容>
◆DS-3200 メインユニット
◆DS-0366 2ch 100kHz帯域入力ユニット(×2)
◆DS-0373 1ch 100kHz帯域信号出力ユニット (※2)
◆DS-0342 サーボ解析機能
◆USB3.0 ケーブル(2 m)
|
※1 DS-0366(2ch 100 kHz 入力ユニット)と DS-0373(1ch 100 kHz帯域信号出力ユニット)について、DS-0364(4ch 40 kHz 入力ユニット)と DS-0371(1ch 40 kHzユニット用信号出力モジュール)の組み合わせに変更できます(その場合は 40 kHz対応となります)
※2 外部ノイズを用いた制御特性計測を行うには、別途加算機能オプション(DS-0374)が必要です。
■ 4ch FFT・サーボセット (40 kHz対応)
|
通常価格¥2,732,000
¥ 2,200,000
(税込¥ 2,310,000)
|
|
<セット内容>
◆DS-3204 40kHz 4chメインユニット
◆DS-0321 FFT解析機能
◆DS-0350 レコーディング機能
◆USB3.0 ケーブル(2 m)
+
◆DS-0342 サーボ解析機能
◆DS-0371 1ch 40kHz信号出力モジュール
|
※40 kHzユニットのセット価格(5種類)にサーボ解析を追加することが可能です。
価格
ハードウェア
型名 |
品名 |
価格(税込) |
DS-3200 |
メインユニット |
() |
DS-0366 |
2ch 100 kHz帯域入力ユニット |
() |
DS-0373 |
1ch 100 kHz帯域信号出力ユニット |
() |
DS-0374 |
加算機能オプション(DS-0373に内蔵) |
() |
DS-3102 |
2ch 40 kHzメインユニット (2 ch 基本セット:DS-3100 & DS-0362) |
() |
DS-3104 |
4ch 40 kHzメインユニット (4 ch 基本セット:DS-3100 & DS-0364) |
() |
DS-0362 |
2ch 40 kHz入力ユニット(増設用) |
() |
DS-0364 |
4ch 40 kHz入力ユニット(増設用) |
() |
DS-0371 |
1ch 40 kHzユニット用信号出力モジュール(内蔵) |
() |
※100 kHzユニットと40 kHzユニットは混在できません。
※100 kHzユニットは、筐体間接続ができません。
※100 kHzユニットの最大構成は、「DS-3200+(DS-0366×2)+(DS-0373×2)」(入力4ch、出力2ch)です。
※DS-0373は、DS-0366との組合せでのみ追加可能です。
※DS-0374は、DS-0373のみに対応し本体に内蔵します。
※メインユニットを含めてユニット数が5段以上の場合は、大型ACアダプタが別途必要です。
※本体納入後にハードウェアを追加する場合は、追加作業費(1ユニットにつき ¥ 60,000)が必要です。
※40 kHzユニットの構成では、メインユニットを含めてユニット数が5段以上の場合に、ユニット背面にFANを装着します。
100 kHzユニットの構成では、メインユニットを含めてユニット数が4段以上の場合に、ユニット背面にFANを装着します。
ONO-LINK3 ケーブル・筐体間接続インターフェース (DS-3100専用)
型名 |
品名 |
価格(税込) |
DS-0396 |
ONO-LINK
3(デスクトップPC用、PCI Express) |
() |
DS-0397 |
ONO-LINK
3(ノートPC用、PC カード) |
() |
DS-0398 |
ONO-LINK
3(ノートPC用、Express カード) |
() |
DS-0399 |
ONO-LINK 3(デスクトップPC/ノートPC用、USB) |
() |
AX-9031 |
ONO-LINK 3
用 I/F ケーブル(1.5 m) |
() |
AX-9032 |
ONO-LINK 3
用 I/F ケーブル(3 m) |
() |
AX-9033 |
ONO-LINK 3
用 I/F ケーブル(10 m) |
() |
AX-9034 |
ONO-LINK 3
用 I/F ケーブル(20 m) |
() |
ソフトウェア
※各ソフトウェアは、40 kHzユニット、100 kHzユニット(ハードウェア)の両方で使用可能です。
Revised: 2013/11/27
● 記載事項は変更になる場合がございます。
● 価格情報は皆様の便宜のために参考用として記載された日本国内価格です。
ご購入をご検討いただく場合には最寄りの当社営業所あるいは代理店にご確認ください。
|
|
|