製品写真(積分平均型サウンドレベルメータ LA-1410,、LA-1440、LA-4440)

積分平均サウンドレベルメータ(騒音計) 「LA-1411LA-1441A(Class 2、普通騒音計)」および
LA-4441A(Class 1、精密騒音計)」の3製品は、 計量法(令和3年施行)、IEC 61672-1:2013,JIS C 1509-1:2017 に適合。※1
100 dB のワイドリニアリティレンジによりレベルレンジを切り替えることなく広範な音の大きさの変動に応じて、時間平均サウンドレベルを含む7つの騒音指標を同時に計測・選択表示いたします。
3製品は、騒音計のマイクロホン部と本体部を切り離し、専用の同軸ケーブルを接続して、マイクロホン部分の長距離延長が可能です。

音の反射の影響をより少なくした曲面形状ボディ、見やすく直感的な操作メニュー等、機能面とともに、これまで以上に使いやすいヒューマンインタフェースを実現しました。

また、LA-1441A と LA-4441A サウンドレベルメータ(騒音計 )は、専用フリーソフトを使用することで、RS-232C または USB により、取得した計測データを素早く・簡単にパソコンへデータ転送したり、パソコンから騒音計を遠隔操作・制御することが可能です。

* JCSS校正が可能です
(※1) 2017年12月出荷分から、本体背面に記載の適合規格をIEC 61672-1:2013,JIS C 1509-1:2017に切り替えをしております。2017年11月以前の出荷分についても IEC 61672-1:2013,JIS C 1509-1:2017適合の確認済みです。
2017年11月以前にご購入頂いたお客様で校正(有償)の際に JIS /IEC 表記の更新をご希望のお客様は、当社お客様相談室にご連絡ください。

LA-1411
Class 2 (普通騒音計)
● 機械騒音レベルや製品検査向けサウンドレベルメータ
● 低価格・ハイコストパフォーマンス機種
LA-1441A
Class 2 (普通騒音計)
● 作業環境、環境騒音計測向けサウンドレベルメータ
● タイマーやトリガーによる自動測定機能搭載
● 保存間隔 1 ms からのレベルトレンド収録が可能(Lpレコード機能)
● USB と RS-232C インタフェース搭載
LA-4441A
Class 1 (精密騒音計)
● 騒音分析、製品検査向けサウンドレベルメータ
● 速いレベル変動音に対応した 10 ms、IMPULSE の時間重み特性搭載
● 保存間隔 1 ms からのレベルトレンド収録が可能(Lpレコード機能)
● USB と RS-232C インタフェース搭載

特長

時間平均サウンドレベル(Leq)を含む7つの騒音指標を同時に計測・選択表示

騒音計測に欠かせない、時間平均サウンドレベル(Leq)測定機能を搭載、
7つの騒音指標を同時計測(Lp 、Leq 、LE 、Lmax、Lmin、Lpeak、 L<Lhigh ,L5 ,L10,L50 ,L90 ,L95 ,Llow ,Lave>)し、選択表示、計測の漏れを防ぎます。

Lp 時間重み付きサウンドレベル
Leq 時間平均サウンドレベル
LE 音響暴露レベル
Lmax 時間重み付きサウンドレベルの最大値
Lmin 時間重み付きサウンドレベルの最小値
Lpeak ピークサウンドレベル
LN 時間率サウンドレベル

騒音計のマイクロホン部と本体部を切り離し、専用の同軸ケーブルで長距離延長可能

騒音計のマイクロホン部と本体部を切り離し、専用の同軸ケーブルを使用して、長距離延長することができます。これにより、遠隔での測定を簡単に実現することができます。

簡単手軽にデータ処理

騒音計本体を RS-232C または USB ケーブルで Windows ® PC と接続し、専用フリーソフトを使用して、取得した計測データを素早く・簡単にパソコンへデータ転送したり、パソコンから騒音計を遠隔操作・制御することが可能です。
(LA-1411は除く)

イラスト(RS-232C/USBで簡単手軽にデータ処理 )

接続構成例

イラスト(接続構成例) DPU-414 set AX-501 AG-2000

※ LA-1411 は USB 接続およびRS-232C 接続はできません

製品仕様

* LA-1411/LA-1441A/LA-4441Aは、JCSS校正が可能です

LA-1411 LA-1441A LA-4441A
適合規格 JIS C 1509-1:2017 (クラス 2)
JIS C 1516:2020 (クラス 2)
JIS C 1509-1:2017 (クラス 1)
JIS C 1516:2020 (クラス 1)

IEC 61672-1:2013 Class 2

IEC 61672-1:2013 Class 1
型式承認番号
計量法(令和3年施行)
TS223 TF226
マイクロホン 1/2インチバックエレクトレット
コンデンサマイクロホン
MI-1433

公称感度レベル:−29 dB
1/2インチバックエレクトレット
コンデンサマイクロホン
MI-1235

公称感度レベル:−29 dB
プリアンプ マイクロホン用プリアンプ MI-3111
直線動作範囲
(リニアリティレンジ)
100 dB(ワイドレンジ)、80 dB(ノーマルレンジ)
測定周波数範囲 10 Hz~8 kHz(JIS、IEC) 10 Hz~20 kHz(JIS、IEC)
直線動作全範囲 A特性:26 dB~135 dB(JIS、IEC)
C特性:31 dB~135 dB(JIS、IEC)
Z特性:36 dB~135 dB(JIS、IEC)
A特性:27 dB~135 dB(JIS、IEC)
C特性:30 dB~135 dB(JIS、IEC)
Z特性:35 dB~135 dB(JIS、IEC)
周波数重み付け特性

A,C,Z

自己雑音 A特性:20 dB以下
C特性:25 dB以下
Z特性:30 dB以下
A特性:19 dB以下
C特性:22 dB以下
Z特性:27 dB以下
レベルレンジ 20~90 dB、30~90 dB、40~100 dB、50~110 dB、60~120 dB、70~130 dB(ノーマルレンジ)/
40~120 dB(ワイドレンジ)
時間重み付け特性 FAST、
SLOW
FAST、
SLOW、
Impulse、
10 ms
測定項目 Lp、Leq、LE、Lmax、Lmin、Lpeak、LN(Lhigh、L5、L10、L50、L90、L95、Llow、Lave
レベルトレンド p、 各種演算値 p、各種演算値
(オートメモリーリコールでの表示値の読み取り可能)
サンプリング周期 31.25 μs(LN 以外)
100ms(LN)
20.83 μs(LN 以外)
100ms(LN)
測定時間 手動、任意設定(199 h 59 m 59 s max)
全測定時間 --- 任意設定(199 h 59 m 59 s max)
スタートモード 手動 手動、タイマー(00h:00m: 1 min 単位)、
トリガー
(トリガー検出後、任意の時間(0~10 s、1 s 単位)経過後に スタート可能(トリガーディレイ機能))
内部基準信号 (REF OUT) 1 kHz 正弦波(レベルレンジ上限値に対して、-6 db(ノーマルレンジ)、-16 dB(ワイドレンジ)
推奨音響校正器 SC-2500A、SC-2120A SC-2500A
表示 LED バックライト付液晶 半透過型 124 x 64 ドットマトリックス
数値およびバーインジケータによる測定値表示、
各種演算値のリスト表示およびトレンドグラフ表示、
日付および時刻、計測時間、各種機器の状態表示
表示更新時間 数値表示: 1 s、バーインジケータ: 0.1 s、トレンド画面: 0.2 s
マニュアルメモリー機能 全演算値:100 データ組
オートメモリー機能 --- Leq:1000 データ × 200 ブロック、
全演算値:100 データ組 × 200 ブロック
Lpレコード
メモリー機能
--- 時間重み付きサウンドレベル(Lp)を指定時間間隔で
保存(1000 データ × 200 ブロック)
保存間隔(1 ms、2 ms、5 ms、10 ms ) より選択
計測条件記憶機能 コンディションメモリー(9 個)
レジューム機能 電源起動時の設定を、前回終了時、工場出荷時、
指定したコンディションメモリー番号のいずれかに設定可能
バックアップ機能 内蔵の 2 次電池により時計とメモリーに保存されたデータのバックアップが可能
• 満充電までの充電時間 約 24 時間
• バックアップ期間 3ヶ月以上(ただし、23 ℃ にて保存した場合)
AC出力 ※1 バーインジケータ上限値にて:
0.707 Vrms/F.S (ノーマルレンジ)、
2.236 Vrms/F.S (ワイドレンジ)、
負荷抵抗 10 kΩ 以上
※周波数重み付けは、設定連動と Z 特性固定より選択可能
DC出力 ※1 バーインジケータ上限値にて:2.5 V/F.S、
10 dB あたりの電圧変化量:0.25 V、
負荷抵抗 10 kΩ 以上
外部コントロール入力 --- 動作:スタート・ポーズのトグル動作
ハード仕様:負論理パルス入力
(電圧レベル:Low : 0.0~0.5 V、Hi: 3.0~5.0 V)、
パルス幅:100 ms 以上、絶対最大定格入力電圧:5 V

コンパレータ機能
(オプション:LA-0141) ※2
--- 設定比較値:40.0~130.0 dB( 0.1dB 単位)
比較対象項目:Lmax または Lpeak
ディレイ時間:0 ms、100 ms、1 s、5 s
HOLD時間:100 ms、1 s、5 s、手動
出力論理:負論理または正論理
出力形式:オープンコレクタ方式
(印可電圧:DC +3~+24 V、電流 50 mA 以下)
時計機能 内蔵(年/月/日 時:分)
RS-232C

---

本体の制御およびデータ出力、プリンタ(DPU-414)への出力
転送速度:9,600/115,200 bps
USB

---

本体の制御およびデータ出力、
USB 2.0 FULL SPEED(仮想 COM ポート接続)※ 6
ケーブル延長 ※3
(マイクロホン - 本体間)
MAX. 305 m MAX. 105 m
プリンタ機能

---

内容:測定値、測定開始/終了時刻、実測時間、周波数重み特性、時間重み特性
モード:ノーマル(英数字)または画面イメージ、適合プリンタ:DPU-414
電源 単3形乾電池 2本
または PB-7090 ACアダプタ(オプション)
電池寿命
(連続使用)
約 8 時間
(LR6 アルカリ電池使用、23 ℃/バックライト消灯時/RS-232C・USB 非使用時)
使用(保存)温度範囲 -10~50 ºC(-20~60 ºC)
使用(保存)湿度範囲 25~90 %RH(10~90 %RH)(結露しないこと)
寸法 約 78 (W) × 263 (H) × 47(D) mm
質量
(乾電池含む)
約 360 g(電池含む)
付属品 防風スクリーン(Φ 70 mm)、キャリングケース、ハンドストラップ、乾電池、取扱説明CD※7、簡易操作ガイド
価格
(税込)

( )

( )

( )
出荷時検定料
(税込)※4
( ) ( )
オプション
  • LA-0141 コンパレータ出力オプション: (税込 )
  • SC-2500A 音響校正器(クラス 1): (税込
  • SC-2120A 音響校正器(クラス 2): (税込 )
  • AG-2010 マイクロホン延長ケーブル(10 m): (税込
  • AG-2030 マイクロホン延長ケーブル(30 m): (税込
  • AG-2050 同上コードリール付き(50 m): (税込
  • AG-2100 同上コードリール付き(100 m): (税込
  • PB-7090 ACアダプタ(AC 100~240 V) ※5 (税込
  • AX-501 信号入出力ケーブル(2 m): (税込
  • AX-5022B RS-232C ケーブル(2 m): (税込

※1 AC 出力/DC 出力は騒音計のメニューからどちらかを切替選択します。
※2 コンパレータ機能 (オプション:LA-0141)は LA-1411 には取り付けることができません。
※3 ここに記載されたケーブル延長距離は、それぞれ当社販売の専用ケーブルを用いた場合です。また、CE マーキング対応は、30 m 未満となります。
※4 当社は原則として、出荷時おこなう検定については自主検査により「基準適合証印」を付してこれに代えています。
出荷後の製品に対する検定は、当社で 点検・調整をおこなった後に(財)日本品質保証機構(JQA)に検定を依頼しています。
また、当社では検定無しの製品を標準としているため、検定(基準適合証印)付きの製品をご希望のお客様および出荷時から公的機関による検定をご希望のお客様は、製品発注時にその旨をお申し付けください。
※5 付属のACコードは日本国内の仕様となります。海外仕様(AC 120~240 V)でお使いの際は対応ACコードを別途ご指定ください。
※6 サンプルプログラム&ユーティリティは、フリー ユーティリティ プログラム ダウンロードをご参照ください。
※7 LA-1411には、取扱説明書と簡易操作ガイドが付属されます(取扱説明CDは付属されません)。

付属品

付属品一覧図
付属品一覧図

写真(付属キャリングケース)
付属キャリングケース

オプション

LA-0141 コンパレータ出力オプション

概要 設定値を超えたとき、信号を出力するオプションです。測定対象のサウンドレベル判定に使用できます。
仕様
設定比較値 :40.0~130.0 dB(0.1dB 単位)
比較対象項目 :Lmax または Lpeak
ディレイ時間 :0 ms、100 ms、1 s、5 s
(連続して設定値を超えたときのみ判定したい場合に有効です。単発ノイズなどによる誤判定を避けることができます。なお、HOLD 設定が手動の場合は無効となります。)
HOLD時間 :100 ms、1 s、5 s、手動
(入力が設定値を下回っても出力を維持する時間です。手動の場合は次回計測開始まで保持されます。)
出力論理 :負論理または正論理
出力形式 :オープンコレクタ方式(印可電圧:DC +3~+24 V、電流 50 mA 以下)
価格(税込) ( )

 

* JCSS校正が可能です

推奨の音響校正器 (SC-2500A / SC-2120A)

概要 騒音計測に不可欠な音響校正器です。JIS C1515/IEC 60942 に適合しています。
SC-2500Aは、静圧による音圧レベルの変動をコントロールし、使用環境が変化しても安定した音圧を発生します。 音圧フィードバック制御方式の採用により、クラス1であり、1000 Hz、114 dB の音圧を出力します。

SC-2120A は、Class 2 のスピーカータイプです。1 kHz、94 dB の音圧を出力します。
SC-2500A
SC-2500A
製品写真(SC-2120A 簡易音響校正器)
SC-2120A
価格  SC-2500A 音響校正器(クラス1): (税込
SC-2120A 簡易音響校正器(クラス2): (税込 )

LA-0207A+LA-0208A 全天候防風スクリーン

概要
全天候防風スクリーンを使用することで、屋外での騒音測定時に風による雑音の軽減、雨や雪などによるマイクロホンの損傷を防ぐことができます。

スクリーン直径:Φ  200 mm
取付ネジ部: 1/4-20 UNS 深6(カメラ用三脚ネジ)

*LA-0207A+LA-0208Aを装着した状態で、
JIS C 1509-1:2017/ IEC 61672-1:2013 に適合
*消耗部品(防風スクリーン、防水メッシュ)については、定期的な交換が必要となります。

イラスト(LA-0207 全天候型防風スクリーン)

価格 LA-0207A 全天候防風スクリーン:  (税込
LA-0208A AG-2000専用アダプタ:  (税込

AG-2000 シリーズ マイクロホン延長ケーブル

概要 マイクロホン部と本体部を切り離し、専用のマイクロホン延長ケーブルを使用して、長距離延長することができます。
多芯のケーブルは重くなりがちですが、専用のマイクロホン延長ケーブルは同軸ケーブルですので、100 mの延長でもコードリールは小型で済み、現場での移動も楽になります。

イラスト(AG-2000シリーズ マイクロホン延長ケーブル)

価格 AG-2010 マイクロホン延長ケーブル(10 m): (税込
AG-2030 マイクロホン延長ケーブル(30 m): (税込
AG-2050 同上コードリール付き(50 m): (税込
AG-2100 同上コードリール付き(100 m): (税込

・MI-0301 マイクロホンホルダー付きです。
・コードリール付き延長ケーブルには、騒音計本体と接続する中継ケーブル(5 m)が付属しています。
・延長ケーブルを複数つないで長くすることができます。

AX-501 出力ケーブル

概要 AC/DC 信号出力、コンパレータ出力、およ び外部コントロール信号入力用です。
FFT解析器やデータレコーダ、パソコンやシーケンサ等との接続の際に使用します。(2 m)

イラスト(AX-501 出力ケーブル)

価格 (税込

AX-5022B RS-232Cケーブル

概要 製品とPC(RS-232Cコネクタ)をつなぐIFケーブルです。
パソコンとの接続の際に使用します。(2 m)

イラスト(AX-5022 RS-232Cケーブル)

価格 (税込

騒音計用三脚

概要
圧:AC 100~240 V、50/6騒音計用標準三脚です。
(スリック社製 エアリーL100)

写真(騒音計用三脚)

PB-7090 ACアダプタ

概要
入力電圧:AC 100~240 V、50/60 Hz
出力電圧:DC 5.9 V
出力コネクタ:EIAJ RC-5320A 電圧区分 2
定格出力電流:3.5 A
全長:3.5 m
*付属のACコードは、日本国内仕様となります。海外仕様(AC 120~240 V)でお使いの際は、対応ACコードを別途ご指定ください。
写真(PB-7090 ACアダプタ)
価格 (税込

最終更新日:2023/03/03