音圧法による音響パワーレベルの測定

機械・装置類等の騒音測定について、従来わが国では、音源から空間に放射された音のある1点におけるA特性の音圧レベルで評価していました。しかし、この評価方法 により得られる測定結果は、音源の性状だけでなく、測定環境や測定位置によっても変化してしまいます。また、この方法による測定結果は、必ずしも音源全体から放射されている騒音を表していません。これに対して,音響パワーレベルは、音源全体が放射する音響的な総エネルギー値を表す量であり、 音源の性状を表示する基本量です。最近では、家電製品,事務機器などからの発生騒音をあらわす量としても音響パワーレベルが用いられています。

一般的に、半無響室を用いた音響パワーレベルの測定では、半球面上または平行六面体上にマイクロホンを配置して測定します。

イラスト(音圧法による音響パワーレベルの測定システム構成)

半無響室における音響パワーレベルの測定

半無響室床面に設置した音源を取り囲むように、マイクを設置します。これらの表面上の測定点にマイクロホンを設置し、各測定点での音圧レベルを測定して、その平均から音源の音響パワーレベルを算出します


1.音源を取り囲む面上の平均音圧レベルを求めます。

 




2.平均音圧レベルから音響パワーレベルの算出します。

 


 

3.A特性音響パワーレベルの算出

 

A 特性音響パワーレベルの算出は、上記1の式での Lpi に A 特性値(JIS C 1502 「普通騒音計」、JIS C 1505「精密騒音計」 ) “1/3オクターブ中心周波数毎のレベル” を用いて補正を行い、次に上記2の式を使用して、A 特性音響パワーレベルを算出します。

 

写真(実際の測定風景)

■ 精密測定方法による半球上のマイクロホン位置

イラスト(精密測定方法による音源と半球面上のマイクロホン配置)

 

■ 実用測定法による半球上のマイクロホン位置

イラスト(実用測定法による音源と半球面上のマイクロホン配置)

 

■ 実用測定法による平行六面体のマイクロホン位置

 

イラスト(実用測定法による音源と平行6面体のマイクロホン配置)


機器構成

対応規格

規格の詳細をPDFファイルとして閲覧することが出来ます。下のリンクページ右上段にある「日本工業標準調査会」ボタンにマウスオーバさせると現れる記載に従ってください。

 

測定データ例

測定事例

家電製品
事務機器
パソコン周辺機器 等

ポイント 音源から測定点までの距離が音源の寸法に比べて十分に大きいこと(半球面測定の場合)。 音源は、実際の使用状態と同じように設置する。音源に対して個別規格がある場合には、それに従う。

小野測器では、本アプリケーションによる測定を、音響・振動に精通したコンサルティンググループで承っております。

詳しくはこちらのページを参照下さい。

最終更新日:2014/07/09



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