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音響インテンシティ法による
部材の空気遮断性能測定

空気音遮断性能測定方法にはいくつかありますが、その1つとして音響インテンシティ法による測定方法があります。この測定方法は残響性の部屋(箱)の一面に取り付けた測定対象物から透過してくる空気音を音響インテンシティにより測定して、空気音遮断性能を求める方法です。

本例では、制振材を塗布した部材を測定した事例を紹介します。残響室に比べて小型の残響箱(測定サンプルのサイズ 400×400 mm)を用いて測定しています。そのため、大型のサンプルを製作するのが困難な試作品などへの適用も可能です。

 

測定システム

イラスト(音響インテンシティ法による部材の空気遮断性能測定システム)

 

機器構成

  型名 品名 備考
1 DS-2000シリーズ 販売終了 マルチチャンネルデータステーション Max. 32ch同時解析、24bit A/D、100dBの高ダイナミックレンジ
2 DS-0271A  販売終了 信号出力 1ch、 40 kHz 信号出力モジュール
3 MI-6410 販売終了 1軸音響インテンシティプローブ 1軸4マイクロホン対面配置、周波数範囲40Hz〜10kHzを同時測定
4 CF-0610 4 ch マイクロホンアンプ (MI-6410用)
5 MI-0600 音圧位相校正器 (MI-6410用)
6 MI-1235 1/2インチ計測用マイクロホン 広帯域マイクロホン、周波数範囲:10Hz〜20kHz、最大音圧レベル:143dB
7 MI-3111 同上用マイクロホンプリアンプ
周波数範囲:10Hz〜20kHz、
自己雑音:-22.3μVrms以下(FLATにて)
8 DS-0296A ONO LINK II デスクトップPC用インタフェース
9 DS-0226  販売終了 1次元音響インテンシティソフトウェア  
10 DS-0232 販売終了 遮音・吸音特性計測ソフトウェア  
11 DS-0234 販売終了 音響パワー計測(SI法)ソフトウェア  

 

測定データ例

図はサンプルの違いによる音響透過損失を示しています。JIS A1416 の[残響室−残響室法]と比べて、残響時間の計測を行わないので、計測時間 が短くて済むというメリットもあります。

サンプルの違いによる音響透過損失の違いを確認できました。JIS A1416 の[残響室−残響室法]と比べて、残響時間の計測を行わないので、計測時間 が短くて済むというメリットもあります。

<残響箱内マイクロホン設置例>

関連規格

1.JIS A1441-1「音響−音響インテンシティ法による建築物及び建築部材の空気音遮断性能の測定方法−第1部:実験室における測定」

2.ISO 15186-1「Acoustics -- Measurement of sound insulation in buildings and of building elements using sound intensity -- Part 1: Laboratory measurements」


小野測器では、本アプリケーションによる測定を、音響・振動に精通したコンサルティンググループで承っております。詳しくはこちらのページを参照ください。

 



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