幹線道路の騒音測定データ例
本ソフトウェアは、0.5 ~ 20 kHz の帯域で、2~32 チャンネルまで1/1、1/3 オクターブバンドをリアルタイムに分析します。解析チャンネル数毎に DS-0223VA(2 ch)、DS-0223WA(4~8 ch)、DS-0223XA(10~32 ch) を用意しています。フィルターはIEC、JIS、ANSIの規格に準拠しています。 計測時間を設定することにより、等価騒音レベルと単発騒音暴露レベルを同時に演算します。また、各バンド毎のレベル変動(時系列)を最大 2000点まで記憶することができ、そのデータより各バンド毎の時間率騒音レベルも演算することができます。動作環境は、 Windows XP / VISTA / 7に対応します。また本ソフトウェアをベースに、オプションソフトウェア 1/6、1/12、1/24 リアルタイムオクターブ分析(DS-0224A)、リアルタイムオクターブバンドによる回転−トラッキング解析(DS-0243A)に拡張することも可能です。
※等価騒音レベルとはt時間分の総レベルをtで割った平均値、単発騒音暴露レベルとはt時間分のレベルを1秒分のレベルに換算した値になります。
リアルタイムオクターブ解析とは
騒音対策を行なう場合、周波数分析が必要ですが、古くから行われている騒音分析としてオクターブ分析があります。オクターブとは周波数の比が 1:2 つまり、2倍の周波数を意味します。
人間の耳の音の感じ方は、周波数に対し等比的な特性をもっています。
そこで、1 kHzを基準にオクターブバンドの系列が規格化されており、規格に定められたバンドパスフィルターを通して各々の帯域毎の音圧レベルを求めます。1 kHz を基準にオクターブのバンドが 1/1 オクターブバンド、さらにそれを 1/3 づつ分割したものを 1/3 オクターブバンドといいます。
<データ例>
赤:All pass(総レベル)
青:2 kHz
緑:4 kHz
黄:8 kHz
幹線道路騒音の時間率騒音レベル(Lx)データ例
各 1/3 オクターブバンドの L5 ~ L95、Lmax、Lmin、Lavg を2次元グラフで表示
※時間率騒音レベルとはt時間に占めるレベルの割合を示したものです。
L50 とは中央値とよばれ、最大レベルから数えて真中の値になります。
リアルタイムオクターブ解析の適用例
アプリケーション | |
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(1)自動車のキャビンの騒音特性 (2)音響製品の音圧特性 (3)コンプレッサーの騒音試験 (4)エアコンの室外機の騒音試験 (5)低周波音の解析 (6)環境騒音・振動の測定 (7)交通騒音の測定 (8)手持ち工具の振動測定 |
仕様
入力部チャンネル数 | 最大 32 チャンネル(同時処理) |
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入力インピーダンス | 1 MΩ/約 120 pF |
入力電圧範囲 | 10 dB 毎、6 ステップ |
入力コネクタ | BNC 電圧入力、 定電流対応 2 mA、4 mA |
周波数ウェイティング | A、B、C、FLAT (IEC 651 Type 0 適合)、アナログフィルタ |
感度設定 | チャンネル別に設定可能(校正機能) |
演算方式 | オールデジタル演算方式(デジタルフィルタとデジタル RMS) |
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A/D 変換器 | 24 ビット、64 kHzサンプリング |
ダイナミックレンジ | 85 dB 以上 |
フィルタタイプ | 6 次バタワース |
適合規格(フィルタ形状) | JIS C 1514-2002
Class 1 IEC 61260 Ed.1.0 (1995) Class 1 ANSI S1.11-2004 Class 1 |
周波数範囲 | 0.5 Hz ~ 20 kHz (1/3 OCT) 1.0 Hz ~ 16 kHz (1/1 OCT) |
時定数 | 10 ms、35 ms、FAST(125 ms)、630 ms、SLOW(1 s)、8 s、IMPULSE |
計測諸量 | バンド毎の音圧レベル バンド合成の音圧レベル (OVERALL) FLAT の音圧レベル (ALLPASS) |
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基本形測量 | INST(瞬時値)、MAX(1 秒毎のバンド最大値)、 MAX.H(計測区間内での最大値)、MIN.H(計測区間内での最小値)、 P AVG(計測区間内でのバンドパワー平均値、Leq 相当)、 P SUM(計測区間内でのバンドパワー合計値、LE 相当) |
2 次処理 | Lx(L1、L5、L10、L50、L90、L95、L99) 差分機能(dB 数値の差、真数の差、(暗騒音補正)) レベルトレンド機能(任意のバンドのレベル変化グラフ、 メモリー後の 2 次処理) |
表示形式 | バーグラフ表示(全バンド+ Allpass + Overall) モニタ表示(時間トレンドモニター表示) リスト表示(全バンド+ Allpass + Overall) レベルトレンド表示(連続収録バンドデータより) レベルトレンド三次元/二次元表示(カラー) |
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記憶容量 | 2000 ブロック/ch INST データを連続記録(レベルトレンド機能) |
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記録間隔 | 1 ms ~ 10 s (可変) |
表示データメモリー | 最大 500 画面 |
表示データファイル | 任意のフォルダに任意のファイル名で |
解析条件ファイル | 任意測定条件ファイルの読み書き |
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データの印刷機能 | プリンタドライバ設定による印刷機能 |
データのコピー機能 | クリップボードにテキストかビットマップ形式で貼付け |
(注):DS-0366 2ch 100 kHz 帯域入力ユニットを使用した場合、20 kHz バンドのリアルタイムオクターブ解析(16 ch まで)となります。
動作環境
対応 OS | Windows® XP (SP2 以降)、Windows Vista® (SP2 以降)の各32ビット版 Windows® 7、Windows® 10 (64ビット版) |
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価格
型名 | 品名 | 価格(税込) |
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DS-0223VA | 2 ch 用 1/1・1/3 リアルタイムオクターブ解析 | ( ) |
DS-0223WA | 4~8 ch 用 1/1・1/3 リアルタイムオクターブ解析 | ( ) |
DS-0223XA | 10~32 ch 用 1/1・1/3 リアルタイムオクターブ解析 | ( ) |
DS-0223LA | リアルタイムオフラインライセンスソフト | ( ) |
*Microsoft®、Windows® は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
最終更新日:2016/09/27