■操作手順
「LOCK」キーを押してキーランプを点灯さます。その後「TRQ ZERO」キーを 2 ~ 3 秒押すと、トルク表示窓に現在設定されているゼロ補正値が数秒間表示され、その後トルク表示に戻ります。
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<ご注意ください> 「LOCK」キーのランプが点灯していると各種設定ができません。解除するにはもう一度「LOCK」キーを押してランプを消灯してください。 |
逆方向のゼロ補正値を確認するには、「LOCK」キーを押してキーランプを消灯させた後、「CW/CCW」キーを 2 ~ 3 秒押します。 CW LED または CCW LED の点灯に切り替わるのを確認ください。 その後再び「LOCK」キーを押して点灯させ、「TRQ ZERO」キーを 2 ~ 3 秒押すと切り換えた方向のゼロ補正値をトルク表示部で確認できます。
【故障の確認としての利用】
トルク検出器が故障していないか判断する方法の1つにゼロ補正値が出荷時の値より大きく変化していないか確認することがあります。ゼロ補正操作を行った後に設定されたゼロ補正値が、トルク検出器の出荷時のゼロ補正値(出荷時に同梱されている試験成績書に記載)に対し±100 以上大きく違っている場合は、
トルク検出器の電源が入っていない、またはその状態でゼロ補正を行った
トルク検出器に負荷がかかった状態でゼロ補正を行った
試験する軸の回転方向と CW/CCW の設定が一致していない
CW/CCW の設定が検出器側と TS-2700 側で一致していない(TS-2700 の CW/CCW キーは記憶されている CW・CCW のゼロ補正値を切換えています)
トルク検出器の故障
の可能性が考えられます。上記 1 ~ 4 に当てはなまらない場合は検出器の校正を行い直線性など詳細確認が必要です。
関連情報