加速度ピックアップ出力電圧の極性
<チャージアンプを使用した時の加速度出力が反転しているみたいだが?>

お客様より次のような質問を受けました:


加速度ピックアップの取り付け方向ですが、センシング軸に対して、サンプルに取り付けする方向が裏表で反転すると検出する位相も180度ずれるのでしょうか。FFTアナライザーに直接接続しています。 例えば ある紙面に垂直方向の振動を測定する場合、紙面の表側にNP-3210の接着面を固定した場合と紙面の裏側にNP-3210の接着面を固定した場合では向きが反転しますが、検出する振動の位相も180度反転するのですか。


この質問への回答は次のようになります;

加速度ピックアップの(円筒の)軸方向が測定方向になります。 出力電圧の極性は例えばピックアップを水平紙面に上から取り付けた状態で、紙面を指で下から上にたたいた場合+電圧、上から下にたたいた場合 −電圧を出力します。 逆にピックアップを水平紙面の下から上へ取り付けた状態では、紙面を指で下から上にたたくと−電圧を出力します。
+方向から−方向にかわりますので位相で表現すると180度ずれることになります。

また、チャージアンプなどのアンプを通すと、アンプ側で極性を反転(180度ずらす)しているものがあります。 正しくは加速度ピックアップを軽く指先でたたき、電圧出力の極性を確認してください。


■CH-100、CH-1200チャージアンプ
■CH-6130、CH-6140チャージコンバータ
反転出力
■DS-2000シリーズ、CF-3200J/3400Jアナライザーなどダイレクト入力の場合
■PS-601、PS-1300、SR-2200、NP-3000シリーズ用アンプ
そのまま出力


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