MI-3170(プリアンプ)と SR-2210(マイクアンプ)を組合せて使う場合の最大音圧レベルについて

SR-2210:定電流電源(定電流駆動) 電流 2.4 mA 印加電圧 18 V

MI-3170:DCバイアス電圧 12 V ± 2 V

この2点の仕様とマイクロホン感度が最大音圧レベルを決定します。


MI-3170 は SR-2210 より定電流による単一電源動作(定電流駆動)になります。
MI-3170 の出力は、グランドに対して2 V以上、電源に対して2 V以内に振幅が振幅制限されます。

 

MI-3170 は最大出力振幅が±8 Vですので計算上の出力振幅は、
 バイアス電圧12 Vの場合 上限+20 V、下限+4 Vになります。
 バイアス電圧10 Vの場合 上限+18 V、下限+2 Vになります。
 バイアス電圧14 Vの場合 上限+22 V、下限+6 Vになります。
SR-2210 で駆動した場合は印加電圧が18 Vですので、
 バイアス電圧12 Vの場合 上限+16 V、下限+4 Vになります。
 バイアス電圧10 Vの場合 上限+16 V、下限+2 Vになります。
 バイアス電圧14 Vの場合 上限+16 V、下限+6 Vになります。

 

定常正弦波での最大音圧レベルをMI-1271のマイクロホン感度 -26 dBで計算すると、
 バイアス電圧12 Vの場合 ±4 V (2.82 Vrms/9 dBVrms)
        94+26+9=129 dBになります。
 バイアス電圧10 Vの場合 ±6V (4.24 Vrms/12.6 dBvrms)
        94+26+12.6=132.6 dBになります。
 バイアス電圧14 Vの場合 ±2 V (1.41 Vrms /3.01 dBVrms)
        94+26+3=123 dBになります。

 

https://www.onosokki.co.jp/HP-WK/c_support/faq/mi_series/mi8100_sr2200_freq1.htm 
の(1)式より。(SR-2210 ゲイン0 dB、プリアンプの挿入損失 0 dB、基準音圧レベルを94dBとする。) 

マイクロホン感度50 (mV/Pa)で計算すると、1.41 V/(50 mV/Pa)=28.2 Pa  基準音圧は20 μPa なので、20 Log(28.2 Pa/20 μPa)より123 dBとなります。

-参考- 
MI-1235/1433 の場合

マイクロホン感度 -29 dBで計算すると、

94 dB-(-29 dB)+3 dBより126 dB となります。(*94 dB は基準音圧レベル)

マイクロホン感度 50(mV/Pa)で計算すると、 1.41 V/(36 mV/Pa)=39.2 Pa 基準音圧は20 μPaなので、20 Log(39.2 Pa/20 μPa)より126 dBとなります。

*MI-3170 はこちらをご覧ください

*SR-2210 はこちらをご覧ください


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