音響校正器
SC-2500
SC-2120A
音響校正器について
音圧レベルや騒音レベルを正しく測定するためには,測定の前後に 騒音計の指示値を確認する必要があります。 音響校正器は、サウンドレベルメータ(騒音計)が正確な値を 指示していることを点検および維持するために用います。
音響校正器の方式には,スピーカ方式とピストンホンがあり、 発生する音圧レベルや周波数が異なります。 JIS C 1515,IEC 60942 の規格で定められおり、性能により、 クラス1,クラス2、などに分類されます。
音響校正器を正しく取り扱うためには、いくつかの注意点があります。
・同じ音響校正器でもマイクロホンの種類により校正音圧レベルが 異なるものがあります。校正する際には、必ず取扱説明書で校正 音圧レベルを確認する必要があります。また、気圧補正が必要な ものもあり、クラスの後に/C で表されています。(例 クラス1/Cなど)
・音圧レベルが、250Hzの音響校正器(SC-3120)を使用する場合は, サウンドレベルメータ(騒音計)の設定を周波数重み付け特性 C または Z にして校正する必要があります。 周波数重み付け特性 Aで校正すると、値が小さくなってしまいます。
・クラス1のサウンドレベルメータやマイクロホンを使用され場合は、 クラス1の音響校正器を推奨しています。
また、音響校正器の性能を担保するために、定期的な校正が必要
となります。1年に一度の校正が、推奨されています。
JCSS校正をご希望の際には、依頼時に「JCSS校正」とご指定ください。
<SC−3120(販売終了)>
JIS C 1515 :2004 クラス1/C 適合の校正器です。クラス1、およびクラス2のサウンドレベルメータ(騒音計)の校正に使用できます。
114 dBの大音圧を発生しますので、周りの雑音の影響を小さくすることが出来ます。
<SC−2500>
<SC−2120A>
JIS C 1515:2004 クラス2 適合の校正器です。簡易的な動作チェック用としても使用できます。
ダイナミックスピーカ型を採用し、 低価格を実現しました。
音響校正器 SC-2500 製品紹介 / 校正手順 (YouTube)
仕様
SC-3120/SC-2500/SC-2120Aは、 JCSS校正が可能です
*印は、基準環境による(基準環境条件:周囲温度 23 ℃、静圧 101.325 kPa、相対湿度 50 %)
*2 2020年5月より、音響校正機器本体の表示を JIS C 1515:2004 クラス 1から JIS C 1515:2020 クラス 1へ切替えしております。
*SC-3120 は販売終了いたしました。(2022/07)
最終更新日:2022/07/26