測定条件の設定方法

ここでは、測定モード、測定値(測定量)、レベルレンジ、周波数補正特性、動特性の各設定方法について記載しています。

<メモ>
用語の意味に関してはWhat's New→小野測器レポート 「騒音計とは」のコーナーをご参照ください。

 

1. 測定モードの設定

測定モードには瞬時値(INST)表示モードと1秒間あたりの最大値(Tact Max)表示モードの2つがあり、パネルスイッチ[Tact Max]を押すたびに切り替わります。設定した測定モードは、画面の左上に瞬時値は「INST」、1秒間あたりの最大値は「TMAX1」としてそれぞれ表示されます。

◆操作

  • パネルスイッチの機能を機能2に設定する。
    パネルスイッチ[2nd]を押し機能2を有効にします。

  • パネルスイッチ[Tact Max]を押す。
    パネルスイッチ[Tact Max]を押すたびに、瞬時値(INST)または1秒間あたりの最大値(TACT MAX)に切り替わります。

  • P35.bmp (285580 バイト)

     

    2. 測定値(測定量)の設定

    測定値はパネルスイッチ[LP / Leq …]で切り替えます。パネルスイッチ[LP / Leq …]を押すたびに測定値が切り替わります。

    <メモ>
    LX(時間率騒音レベル)は、LX演算完了後に表示することができます。なお、通常の測定画面上には表示することはできません。

     

    3. レベルレンジの設定

     

    ■レベルレンジ値一覧

    レベルレンジの設定値モードには、ワイドレンジとレベルレコーダと組み合わせて使用するノーマルレンジの2種類があります。通常の測定では、オーバーやアンダーの心配の少ないワイドレンジに設定することをお薦めします。次の表を参考に、用途や目的に合わせ適切なレンジを設定してください。

     

    ■レベルレンジの設定方法

    レベルレンジの値は、バーインジケータが中央付近に位置するようパネルスイッチ[LEVEL △・▽]を押して設定します。パネルスイッチ[LEVEL △・▽]を押すたびに値が10dB単位に増減します。

    P36-2.bmp (244580 バイト)

     

    ■過大/過小レベル警告機能

    過大/過小レベル警告機能とは、入力レベルがレベルレンジで設定した値の上限より10dB以上のときにOVERを、また入力レベルがレベルレンジで設定した値の下限値を下回ったときにUNDERをそれぞれ表示する機能です。過大警告(OVER)が表示された場合にはレベルレンジ値を大きく、また過小警告(UNDER)が表示された場合にはレベルレンジ値を小さく設定し直します。なお、UNDERの表示は、ノーマルレンジ設定時ではバーインジケータの下限 - 5dB 、ワイドレンジ設定時では下限にそれぞれ表示されます。

     

    4. 周波数補正特性の設定

    周波数補正特性にはA、C、FLATの3種類があります。測定する目的に応じ周波数補正特性をパネルスイッチ[A / C / FLAT]で設定します。

    P37-1.bmp (256580 バイト)

     

    ■測定目的と周波数補正特性

    周波数補正特性は、次の表を参考に測定目的に合わせて設定してください。

    P37-2.bmp (52080 バイト)

     

    ■周波数補正特性の設定方法

    パネルスイッチ[A / C / FLAT]を押すたびにA特性→C特性→FLAT→A特性→…の順に切り替わります。

    P37-3.bmp (136080 バイト)

     

    5. 動特性の設定

    動特性にはFAST、SLOW、IMPULSE、10msの4種類があります。測定する目的に応じ時定数をパネルスイッチ[F / S / IMP]で設定します。

     

    ■測定目的と動特性

    動特性は、次の表を参考に測定目的に合わせて設定してください。

    P38-1.bmp (50580 バイト)

     

    ■動特性の設定方法

    パネルスイッチ[F / S / IMP]を押すたびにFAST→SLOW→IMPULSE→10ms→FAST→…の順に切り替わります。

    P38-2.bmp (191580 バイト)



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