1/1リアルタイムオクターブフィルタ での測定は

オプションの1/1リアルタイムオクターブ分析(LA-0563)を装着することにより、次のような1/1オクターブフィルタによる周波数解析が可能になります。

  • 瞬時値の測定

  • 等価騒音/単発騒音暴露レベルの測定

  • NC(Noise Criteria)値の測定

 

1. 注意事項一覧

  • オプションの1/1リアルタイムオクターブ分析(LA-0563)は別途お買い求めください。

  • 1/1リアルタイムオクターブフィルタには10dBのゲインがあります。

  • 演算実行中は1/1リアルタイムオクターブフィルタを選択できません。

  • デュアル演算モードが選択されていると1/1リアルタイムオクターブフィルタは選択できません。ご注意ください。

  • ワイドレンジが設定されていると1/1リアルタイムオクターブフィルタを選択できません。ワイド以外の適切なレンジを設定した後、1/1リアルタイムオクターブフィルタを選択してください。

  • 騒音計のAC/DC信号出力端子からは、ALLPASS1の信号が出力されます。

  • ALLPASSとはオクターブフィルターのかかっていない信号のレベルです。

  • ALLPASS1とはデュアルモードのメイン、ALLPASS2はサブに相当します。ただし、動特性は独立して設定出来ません。

  • 周波数分析はALLPASS1に対して行っています。

 

2. 瞬時値の測定

1/1リアルタイムオクターブフィルタによる瞬時値は次の手順で測定してください。基本的な測定条件の設定方法は測定条件の設定方法を参照下さい。

 

◆操作

  • 瞬時値の測定条件を設定する。

    周波数補正特性   :  任意 (パネルスイッチ[A/C/FLAT])
    動特性                 :   任意 (パネルスイッチ[F/S/IMP])
    測定モード           :   瞬時値:INST (パネルスイッチ[Tact Max])
    レベルレンジ        :   ワイドレンジ以外 (パネルスイッチ[LEVEL ▲ ▼])


  • 1/1リアルタイムオクターブフィルタを選択する。
    パネルスイッチ[THRU/FILTER]を押すと1/1リアルタイムオクターブフィルタが選択され、画面は1/1リアルタイムオクターブ通常画面(棒グラフ画面)に切り替わります。なお、他のオプションが組み込まれている場合には、パネルスイッチ[THRU/FILTER]を押した後、パネルスイッチ[1/1 1/3 R.T]を押してください。

  • ALLPASS2の周波数補正特性を切り替える。


  • 最初に、切り替わった1/1リアルタイムオクターブ通常画面(棒グラフ画面)のALLPASS2にカーソルを移動します。なお、カーソルはパネルスイッチ[FILTER FREQ]を押して移動させます。次に、パネルスイッチ[A/C/FLAT]を押し、ALLPASS2の周波数補正特性を切り替えてください。

  • 表示される瞬時値を読み取る。


  • カーソルを移動することにより棒グラフのデータを読み取ることができます。なお、測定した瞬時値データの棒グラフ画面は、パネルスイッチ[LIST]を押すことによりリスト表示画面に切り替えることができます。

  • P62.bmp (426680 バイト)

     

    4. 等価騒音/単発騒音暴露レベルの測定

    1/1リアルタイムオクターブフィルタによる等価騒音/単発騒音暴露レベルは次の手順で測定してください。

    <メモ>

    • バンドピークと時間率騒音レベルは測定できません。

    • ピーク値はALLPASS1とALLPASS2のみです。

    • AC信号出力端子からはALLPASS1の信号が出力されます。

    • デュアル演算モードおよびワイドレンジが選択されている場合には、1/1リアルタイムオクターブフィルタを選択できません。ご注意ください。

     

    ◆操作

  • 瞬時値の測定条件を設定する。

    周波数補正特性   :  任意 (パネルスイッチ[A/C/FLAT])
    動特性                 :   任意 (パネルスイッチ[F/S/IMP])
    測定モード           :   瞬時値 (パネルスイッチ[Tact Max])
    レベルレンジ        :   ワイドレンジ以外 (パネルスイッチ[LEVEL ▲ ▼])
    測定時間             :   100時間以内 (パネルスイッチ[MEAS TIME])


  • 1/1リアルタイムオクターブフィルタを選択する。
    パネルスイッチ[THRU/FILTER]を押すと1/1リアルタイムオクターブフィルタが選択され、画面は1/1リアルタイムオクターブ通常画面(棒グラフ画面)に切り替わります。
    なお、他のオプションが組み込まれている場合には、パネルスイッチ[THRU/FILTER]を押した後、パネルスイッチ[1/1 1/3 R.T]を押してください。


  • ALLPASS2の周波数補正特性を切り替える。
    最初に、切り替わった1/1リアルタイムオクターブ通常画面(棒グラフ画面)のALLPASS2にカーソルを移動します。なお、カーソルはパネルスイッチ[FILTER FREQ]を押して移動させます。
    次に、パネルスイッチ[A/C/FLAT]を押し、ALLPASS2の周波数補正特性を切り替えてください。

  • 測定を開始する。
    測定時間をパネルスイッチ[MEAS TIME]で設定した後、パネルスイッチ[START]を押して測定を開始します。
    測定中は測定実行中マークが、測定時間の設定表示には測定の経過時間がそれぞれ表示されます。

  • デジタル表示部の測定値を読み取る。
    設定した測定時間が経過すると測定が終了します。
    測定したデータはパネルスイッチ[LP/Leq…]を押して切り替えます。
    また、パネルスイッチ[FILTER FREQ]を押しカーソルを移動することにより、カーソルで選択した棒グラフのバンドデータを読み取ることができます。
    なお、棒グラフ画面は、パネルスイッチ[LIST]を押すことによりリスト表示画面に切り替えることができます。

  • P64.bmp (437880 バイト)

    5. NC(Noise Criteria)値の測定

    NC値とは、1957年アメリカのベラネック(Beranek,L.L.)により提案された評価量です。この評価量は、空調騒音などの広帯域スペクトルを持つ定常騒音を対象として、事務室内騒音の大規模な実態調査と、そこで働く職員へのアンケート調査を基にまとめられました。対象とする騒音について、騒音のオクターブバンド毎の音圧レベルを次に示したNC曲線と比較し、すべてのバンドである基準曲線を下回るとき、その曲線の数値を評価量(NC値)とします

     

    ■NC曲線

    P65-1.bmp (292580 バイト)

     

    ■測定方法

    ◆操作

  • 瞬時値の測定条件を設定する。

    周波数補正特性   :  FLAT (パネルスイッチ[A/C/FLAT])
    動特性                 :   任意 (パネルスイッチ[F/S/IMP])
    測定モード           :   瞬時値 (パネルスイッチ[Tact Max])
    レベルレンジ        :   ワイドレンジ以外 (パネルスイッチ[LEVEL ▲ ▼])
    測定時間             :   100時間以内 (パネルスイッチ[MEAS TIME])

  • 1/1リアルタイムオクターブフィルタを選択する。
    パネルスイッチ[THRU/FILTER]を押すと1/1リアルタイムオクターブフィルタが選択され、画面は1/1リアルタイムオクターブ通常画面(棒グラフ画面)に切り替わります。なお、他のオプションが組み込まれている場合には、パネルスイッチ[THRU/FILTER]を押した後、パネルスイッチ[1/1 1/3 R.T]を押してください。

  • 測定を開始する。
    測定時間をパネルスイッチ[MEAS TIME]で設定した後、パネルスイッチ[START]を押して測定を開始します。測定中は測定実行中マークが、測定時間の設定表示には測定の経過時間がそれぞれ表示されます。

  • 表示される測定値を読み取る。
    設定した測定時間が経過すると測定が終了します。NC値は測定が終了すると表示されます。次は、NC値=70を測定した画面例です。

  • P65-2.bmp (78520 バイト)

     

    6. メモリー操作

    ここでは、1/1リアルタイムオクターブフィルタにより測定データをメモリーにストアする手順と、ストアしたデータをリコールする手順について説明します。なお、 メモリー機能の詳細については、本書「第4章メモリー機能と操作」をご覧ください。メモ ・ 演算データがリアルタイムデータでない場合、データのストアはできません。ご注意ください。

     

    ■測定データのストア手順

    1/1リアルタイムオクターブフィルタで測定したデータは、次の手順でメモリーへストアすることができます。

     

    ◆操作

  • メモリーモード(FSCAN)を起動する。
    パネルスイッチ[Mem Mode]を押すとメモリーモードが起動します。

  • データをストアするメモリーのアドレスを設定する。
    パネルスイッチ[Address ▲・▼]を押すたびにアドレス番号が増減します。なお、すでにデータがストアされているアドレス番号の後ろにはマーク(#)が表示されます。


  • 測定を開始する。
    測定の詳細については、本節「7.3 瞬時値の測定」~「7.5 NC値の測定」をご覧ください。

  • ストアするデータを選択する。
    パネルスイッチ[Lp/Leq]を押しストアするデータの種類を選択します。

  • 測定したデータをストアする。
    パネルスイッチ[Store]を押すと、操作③で測定したデータが、操作①と②で設定したメモリーのアドレスへストアされます。ストアが終了すると、アドレス番号が自動的に1段繰り上がります。

  •  

    ■測定データの連続ストア手順

    ◆操作

  • メモリーモード(FSCAN)を起動する。
    パネルスイッチ[Mem Mode]を押すとメモリーモードが起動します。

  • データをストアするメモリーのアドレスを設定する。
    パネルスイッチ[Address ▲・▼]を押すたびにアドレス番号が増減します。なお、すでにデータがストアされているアドレス番号の後ろにはマーク(#)が表示されます。


  • 測定を開始する。
    測定時間をパネルスイッチ[MEAS TIME]で設定した後、パネルスイッチ[2nd]、[START]を押して連続測定を開始します。

  • ストアするデータを選択する。
    パネルスイッチ[2nd]、[Lp/Leq]を押しストアするデータの種類を選択します。

  • 測定したデータをストアする。


  • パネルスイッチ[2nd]、[Store]を押すと、操作③で測定したデータが、操作①と②で設定したメモリーのアドレスへストアされます。ストアが終了すると、アドレス番号が自動的に1段繰り上がり再び測定を開始し、測定が終了すると メモリーにストアされます。ストアを終了させるまでこれを繰り返します。

  • ストアを終了する。
    パネルスイッチ[2nd]、[Store]を押すとストアは終了しますが測定は測定時間が終了するまで行います。(この間は、メモリーはリコール出来ません。)すぐにデータをリコールしたい場合は、パネルスイッチ[PAUSE]を押して下さい。

  •  

    ■ストアデータのリコール手順

    メモリーにストアした測定データは、次の手順でリコールすることができます。

    <メモ>

    • データをリコールした状態でアドレス番号を切り替えると、リコールデータも切り替わります。

     

    ◆操作

  • メモリーモード(FSCAN)を起動する。
    パネルスイッチ[Mem Mode]を押すとメモリーモードが起動します。

  • リコールするメモリーのアドレスを設定する。
    パネルスイッチ[Address ▲・▼]を押し、リコールするデータがストアされているアドレス番号に切り替えます。なお、データがストアされているアドレス番号の後ろにはマーク(#)が表示されます。


  • リコールを実行する。
    パネルスイッチ[Recall]を押すと、メモリーにストアされているデータが読み出され(リコール)ます。リコールした測定データは、パネルスイッチ[LIST]を押すことによりリスト表示に切り替えることができます。また、リコールをOFF(解除)したいときには、再度パネルスイッチ[Recall]を押してください。次に、アドレス番号2のデータをリコールした画面例について記載しています。


  • <メモ>

    • リアルタイムデータがストアされているアドレスには、マーク(#)が表示されます。

    • フィルタスキャンデータがストアされているアドレスには、マーク(*)が表示されます。

    P67.bmp (237080 バイト)



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