オーバオール値とは、分析されたパワースペクトルの各周波数帯域パワーの総和です。すなわち分析する前の時間信号のパワー値 (2乗平均値)そのものとなります。FFTアナライザーでのオーバオール値算出方法は、関連項目を参照ください。
オーバオール値の算出で注意することは、パワースペクトルの各帯域のパワー(V2 相当)の合計であって、リニアスペクトル値(V 相当)の合計ではないと言うことです。
当社小野測器の FFTアナライザーでは、パワースペクトルのグラフ表示の右端にマークでオーバオール値が必ず表示されています。