オーバラップ処理とは何ですか?

リアルタイム周波数レンジより低い周波数レンジにおいては、新たに FFT 処理する時間窓での時間データが1つ前の時間データと1部だけ同じデータとして処理することが可能となります。このように時間窓を重ねて平均処理することをオーバラップ処理と呼びます。


どれくらいオーバラップできるかどうかは、FFTアナライザーの演算処理能力と周波数レンジ(あるいは取り込む時間窓長)に依存します。周波数レンジが 1 kHz 程度あるいはそれ以下の場合は、初期設定(Max オーバラップ)ではほとんど新規の時間データを平均処理に取り込むことができないので、オーバラップ量を設定する必要があります。通常のハニング窓の設定では、50% 程度のオーバラップが適当です。


どれくらい平均処理をするかの設定として、平均回数と平均時間の2つの方法があります。平均時間で設定すれば、オーバラップ量をあまり気にせずに充分平均化が可能となります。



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