どのような種類の時間窓関数があるのか、またその使い分けは?
リーケッジ誤差を低減する現実的な方法は、切り取る時間窓の始まりと終わりを滑らかに 0(ゼロ) にするような重み付けをすることです。このような重み関数を時間窓関数(time window function)と呼びます。FFTアナライザーで一番よく使われる窓関数は、ハニング窓(Hanning
window)です。
表1 に代表的な窓関数とその用途をまとめました。
表1 FFTアナライザーに使用される代表的な時間窓
種類 | 等価ノイズ帯域幅 | レベル確度 | 主な用途 |
---|---|---|---|
レクタングラ(矩形) | Δf | -3.9 dB | 過渡信号 |
ハニング | 1.5 Δf | -1.42 dB | 一般用、連続信号 |
フラットトップ | 3.6714 Δf | ±0.1 dB | 周期信号 |
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