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分流性能

PF-3000シリーズ

図 5は全排ガス流量と分流排ガス流量の相関図です。 これは図 6 の過渡運転状態における全排ガス流量と分流排ガス流量の時系列流量波形を元にしています。ここで全排ガス流量 Qt は、分割数 n、分流排ガス流量 Qs、廃棄排ガス流量の平均値を Qa とすると、 Qt = Qs + Qa (n − 1) で求められます。両者の相対流量がリアルタイムで良く一致していることが分かります。尚、他のモードにおいても同様の結果が得られています。図 5 の流量相関図は、どのモードにおいても高い相関を持つことを示しています。

データ(相対流量相関図(FTPモード))

図5 相対流量相関図(FTPモード)

データ(サンプル流量と全体流量の比較)

図6 サンプル流量と全体流量の比較

図 7 は CO2 をトレースガスとした過渡運転状態における ガス濃度変化の時系列波形で、時間軸は図 6 の 750 ~ 1050 s 間です。但し、比較のため単純時間遅れは補正されています。図中の計算希釈 CO2 濃度とは、 Raw - CO2 の実測濃度値に分割比を加味して計算から求めた値です。計算希釈 CO2 に比べ、実測希釈 CO2 は分析計の応答遅れや、希釈排ガス濃度が検出されるまでの過程で、混合による平均化等が考えられます。このことを考慮に入れたとき、排ガストレースの結果からも、過渡モードにおける良好な分流が行われてい ることを概ね読みとることができます。尚、他の各モードにおいても、また NOx をトレースガスとした場合にも、 ほぼ同様な傾向が示されます。

データ(排ガストレース法による分流性能)

図7 排ガストレース法による分流性能




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