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  ONO SOKKI Co.,LTD

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製品写真(PF-3000シリーズ過渡モード対応流束分割方式希釈トンネル)(販売終了)
ディーゼルエンジンの排ガス中に含まれるパーティキュレート( PM )測定を目的とした、過渡モード対応の流束分割方式希釈トンネルシステムです。従来の分流式希釈トンネル(ミニトンネル)では困難とされたエンジンの過渡モード運転時の、とりわけ排ガス流量や圧力の変動があり且つ、気体・液体・固体の混相流という厳しい条件下でも、常時一定の分流比で排ガスの分割を行うことができ、フルトンネルと同等性の高い PM 測定ができます。

 

特長

  • 過渡モード対応

  • シンプルな構造の整流器と独特の幾何学分割器を採用し、原理的に等分割性に優れた排ガス流束分割方式により、エンジンの過渡モード運転時にもフルトンネルと同等性の高い PM 測定ができます。

    • 高いロバスト性

    廃棄背圧制御機構と分流管に内装されたベンチュリを使った制御により、排気煙道圧力の変動等の外乱に対するロバスト性を高めています。

    • CVS 無段階流量制御

    希釈排ガス流量の無段階制御が可能で、パーティキュレート生成に強い影響を及ぼす希釈排ガス温度を適切に管理運用することができます。

     

    原理

    イラスト(測定原理)

     

    PPFT の入口部では、大きな流量変動成分をもつ排気脈動や、排ガス配管の構造等に起因する管内の流速分布や PM 分布の偏りが存在します。PPFT にはこの偏りを無くし軸対称流とするための整流器が装備されています。整流器の形状はベンチュリ型で、PM が吸着しにくいシンプルな構造です。整流器により軸対称に整流された排ガスは、分流器前置管に入り、流束はリング状の流れになります。このとき流速分布は同一円周上で均一であり、リング径は流路断面積を一定に保ちながら徐々に拡大します。排ガスは環状・等間隔に配置された排ガス分割スリットの各孔に均等に流れ込み、孔数分の一に等分割されます。
    また、分流管のうち希釈トンネルへ続く排ガス導入管は、その他の分流管(廃棄排ガス分流管)と同一曲形・寸法であるため、排気脈動の影響を含めて同一の流路抵抗となり、流量は全て等しくなります。 全ての分流管には特性の一致したベンチュリが装備されています。 廃棄排ガス分流管のうちの円周状に均等に配置された上図に示す 8 カ所と、分流排ガス導入管では、流量の変化に伴う差圧検出が行われ、分流排ガス導入管及び廃棄排ガス分流管を流れる相対流量が常に等しくなるように制御・監視されます。 この方式による分割では、構造的に完全に等速分割が成立することと、エンジン排気脈動を含む排気流量変動に対しても高い分割性能を持ち得ることが特長です。

    性能データ

    フルトンネルとの PM 排出量測定値の比較

    排ガス成分測定値の比較

    分流性能

    整流性能

     

    概略仕様

    整流器・分流器

    分流比

    36 / 72 / 108 の3機種(小型/中型/大型エンジンに対応)

    CVS装置

    流量

    1~6 m3 /min(無段階制御)

    PMS装置

    流量

    50~200 L/min(無段階制御)

    サンプリングフィルタホルダ

    3 ch (サンプル、ダミー、バックグラウンド用)

    希釈トンネル部

    管サイズ

    150 A(直径)×10 D(長さ)

    計測コントローラ

    設定制御

    手動/自動切換 (GP-IB)

    計測

    トランジェントメモリ、リアルタイム計測演算処理、分割比モニター

    表示

    15 インチカラーディスプレイ

    通信

    GP-IB

    廃棄背圧制御装置

    制御機構

    大気開口制御機構及び、アクチェータ、廃棄排ガスブロア (オプション)

    Revised: 2006/09/19


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