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単一周波数毎にそのゲイン・位相を求める FRA 方式と、ゲイン・位相を高速で求める FFT 方式との2つの計算方法を採用。計測終了後(FRA・FFT 両方式共)、任意の周波数位置でのマウス右クリックにより、再度 20 倍の周波数分解能を持つ正弦波を発生させ再測定することで、高精度・高周波数分解能での周波数応答関数を演算させることが出来ます。この操作は、発生正弦波の最小分解能まで繰り返すことが可能です。また、FRA 方式では、この処理を行った周波数は全て記憶しており、次回スタート時には、この周波数で素早く測定を行うことが出来ます。

データ画面(100kHzサーボ解析例)

FRA 方式
(Frequency Response Analyzer)
FFT 方式
(Fast Fourier Transform)
周波数軸の分解能はリニア分解能、対数分解能の選択が可能。またこの方式で問題になっていた周波数応答関数の測定信頼性を表す「コヒレンス関数」の計算が可能 。信号は正弦波スイープで行います スペクトルライン数で 25,600 ライン(ランダム信号使用時、他の信号使用時は最大 8192 ライン)のFFT が可能。ランダム、スウェプトサイン、疑似ランダム、インパルスが選択できます。 デュアルレンジの測定を可能にし、広い周波数範囲と低周波領域・高周波領域共、高い周波数分解能を得ることができます

特長

  • 最大周波数 100 kHz/2ch、40 kHz/4ch まで測定可能

  • 入力オートレンジが可能ですので特にFRA方式の時に有効です。

  • 周波数応答関数加算平均中の非加算の時間軸波形・パワースペクトルの表示を可能にしたことにより、 測定中の系の歪みが監視できます。

  • 2次処理はゲイン余裕・位相余裕の計算、微積分処理、周波数応答関数の逆数計算、開閉ループ変換、 測定した周波数応答関数のデータと、記憶した周波数応答関数のデータの四則演算を可能にしました。

  • 波形の重ね書きは8種類まで可能

  • 測定した波形データはビットマップで、数値データはCSV形式で記憶できます。

  • 加速度、速度、又は変位一定でサインスイープ出力することが出来るため、加振機コントロール機能を利用しての加振試験が可能です。*

 

*:この機能が無いと、加振機の共振周波数近辺になると振動が大きくなり、反共振周波数近辺では振動は小さくなります。この機能により振動が小さいときは信号出力電圧を大きくして、振動が大きいときは信号出力電圧を小さくして、対象物の振動レベルを一定に保つことが出来ます。

測定システム例

CD プレーヤのフォーカスサーボ特性

イラスト(CDプレーヤのフォーカスサーボ特性測定システム例)


仕様

入力 2 ch or 4 ch(DS-0262 2ch 40 kHz、または DS-0264 4ch 40 kHz 汎用ユニット使用時)

2 ch(DS-0266 2ch 100 kHz 帯域入力ユニット使用時)

カップリング AC/DC
信号出力種類 サイン、サインスイープ、スウェプトサイン、ランダム、疑似ランダム、インパルス
FRA測定モ|ド モード ログ、リニア
測定周波数 上限周波数:
  • 40k, 25k, 20k, 12.5k, 10k, 8k, 5k, 4k, 2.5k, 2k, 1.6k, 1k, 500, 400, 250, 200, 100Hz(DS-0262 2ch 40 kHz、または DS-0264 4ch 40 kHz 汎用ユニット使用時)
  • 100k, 50k, 25k, 20k, 12.5k, 10k, 8k, 5k, 4k, 2.5k, 2k, 1.6k, 1k, 500, 400, 250, 200, 100Hz(DS-0266 2ch 100 kHz 帯域入力ユニット使用時)

下限周波数:

5k, 4k, 2.5k, 2k, 1k, 800, 500, 400, 250, 200, 100, 50, 40, 20, 10, 5, 2, 1, 0.5, 0.2, 0.1, 0.05, 0.02, 0.01Hz
ログスイープ時
周波数分解能
20, 40, 50, 80, 100, 120, 160, 200, 250, 300, 320, 400, 500本/DECADE
リニアスイープ時
周波数分解能
100, 200, 400, 500, 800, 1000, 2000, 2500, 4000, 5000本/全帯域
アベレージ回数 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 20, 25, 30, 40, 50, 60, 80, 100回
FFT測定モ|ド モード シングルレンジ、デュアルレンジ
FFT点数 512, 1024, 2048, 4096, 8192, (16384, 32768, 65536)点  <( )内は信号出力がランダムノイズの時のみ>
シングルレンジの時 周波数レンジ:
  • 40k, (25k) 20k, (12.5k), 10k, 8k, 5k, 4k, 2.5k, 2k, 1.6k, 1k, 500, 200, 100Hz <( )内は信号出力がランダムノイズの時のみ>(DS-0262 2ch 40 kHz、または DS-0264 4ch 40 kHz 汎用ユニット使用時)
  • 100k, 50k, 25k, 20k, 12.5k, 10k, 8k, 5k, 4k, 2.5k, 2k, 1.6k, 1k, 500, 400, 250, 200, 100Hz(DS-0266 2ch 100 kHz 帯域入力ユニット使用時)
デュアルレンジの時 Hi レンジの周波数レンジ:
  • 40k, 20k, 16k, 12.5k, 10k, 8k, 5k, 4k, 2.5k, 2k, 1.6k, 1k, 500, 250, 200, 100Hz(DS-0262 2ch 40 kHz、または DS-0264 4ch 40 kHz 汎用ユニット使用時)
  • 100k, 50k, 25k, 20k, 12.5k, 10k, 8k, 5k, 4k, 2.5k, 2k, 1.6k, 1k, 500, 400, 250, 200, 100Hz(DS-0266 2ch 100 kHz 帯域入力ユニット使用時)

Lo レンジの周波数レンジ:

Hi レンジの 1/5, 1/10, 1/20, 1/50, 1/100
アベレージ回数 Dual: 2, 4, 5, 8, 10, 15, 20, 30, 40, 60, 70, 80, 100, 120, 140, 200回
Total: 2,5, 10, 40, 50, 60, 80, 100, 120, 150, 200, 250, 300, 400, 500, 600, 800, 1000, 1200, 1500, 1800, 2000回
周波数分解能拡大機能 周波数応答関数の右クリックにより、FRA モード、FFT モードのデータに関わらず、周波数分解能を 20 倍に拡大した(細かくした)正弦波を発生させ、再測定することが可能。 繰り返し操作で、最大各周波数の 1/1600 まで分解能を上げることが出来ます。この拡大した周波数位置は記憶されるので、次回の測定時には自動拡大が可能です。
処理関数
  • DS-0262 2ch 40 kHz、または DS-0264 4ch 40 kHz 汎用ユニット使用時
時間軸波形 1,2(4 chの時は時間軸波形 1,2,3,4)、パワースペクトル 1,2, 3,4、周波数応答関数 1-2,1-3,1-4、コヒレンス関数 1-2,1-3,1-4
  • DS-0266 2ch 100 kHz 帯域入力ユニット使用時

時間軸波形 1,2、パワースペクトル 1,2, 周波数応答関数 1-2,コヒレンス関数 1-2

表示 時間軸波、パワースペクトル、周波数応答関数、コヒレンス関数、コクアド線図、ボード線図、ナイキスト線図、ニコルス線図、コールコール表示
表示モード FRF モード(3 表示)、Wave Monitor モード(4 表示あるいは 5 表示)、List モード(2 表示)(2 ch モードの時)、Peak List モード(2 表示あるいは 3 表示)、Memory モード、Calculation 表示(4 表示)
周波数軸微積分機能 jω、jω2、1/jω、1/jω2

 

最終更新日:2009/06/15



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