RP-210/2700シリーズ
ロータリエンコーダー
接続方式
端子台型
RP-210 シリーズ |
筐体中の端子台に付属の電源供給用 M3、信号出力用 M4 の圧着端子を仮装着してありますので、取扱説明書に従って端子台へ外部導線を引込みケーブル配線を行ってください。 |
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端子 | 内 容 |
---|---|
1 | 信号1 |
2 | 信号2 |
3 | ケース |
4 | 信号用コモン |
5 | 内部(信号用コモン) |
6 | 内部(ケース) |
7 | 内部(信号2) |
8 | 内部(信号1) |
9 | AC 型:電源
DC 型:電源(Vcc) |
10 | AC 型:電源 DC 型:電源 0 V |
* RP-210 シリーズの( )内は本体内部へ配線済みの端子です。 * 信号用コモンと 0 V は RP 内部で共通になります。
RP-2700シリーズ端子 | 内 容 |
---|---|
1 | 信号1 |
2 | 信号2 |
3 | ケース |
4 | 信号用コモン |
5 | 内部(信号用コモン) |
6 | 内部(ケース) |
7 | 内部(信号2) |
8 | 内部(信号1) |
9 | AC 型:電源(L)
DC 型:電源(+) |
10 | AC 型:電源(N) DC 型:電源(-) |
塗装色
ロータリエンコーダーの塗装部分は マンセル 5Y7/1、メラミン焼付け半艶塗装となります。
出力信号
出力波形
小野測器ロータリエンコーダーは増幅回路を内蔵しており 、DUTY (High-Lowレベルの時間比率)が1:1で、パルスの高さ(電圧)は回転速度の変化に関係なく一定の方形波信号に波形整形されております。高い電圧、低いインピーダンスに変換された出力信号は外来ノイズの影響を受けにくく、現場設置、長距離伝送を可能にしております。
図 1
出力信号相数
二相出力型
図1の<信号1>および<信号2>の90゚位相をもった二相の信号を出力します。 回転方向の弁別が可能なので、方向弁別回路をもった可逆カウンタと組み合わせることにより、角度の精密割出し、移動量の検出、自動位置決めの制御などに用いることができます。
単相出力型
図1のうち<信号1>の信号のみ出力します。 回転方向の弁別をしないので、左右どちらに回転しても同じ単相信号を出力するため、回転速度の検出、メジャーリングロールなどと組み合わせて一定方向に動かし長さの検出や送り量の検出などに用いることができます。
出力回路
トーテムポール出力
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オープンコレクタ出力 |
保護等級(IP)
RPシリーズの保護等級(IP)は、電気機械機具の防水性、防じん性に対する日本工業規格 JIS C 0920(IEC 529に対応)に準拠し、等級を次のように分類することで試験方法を規定しています。
例
IP | 6 | 5 | ・・・・・・ | 耐じん形防噴流形 |
第2特性数字・・・水の進入に対する保護 | ||||
![]() |
第1特性数字・・・外来固形物に対する保護 |
第1特性数字 外来固形物に対する保護
第1特性数字 |
構造 |
試 験 条 件 |
---|---|---|
0 |
無保護 |
―――――― |
1 |
手などに対する保護 |
Φ50mm以上の固形物が侵入しないこと |
2 |
指などに対する保護 |
Φ12.5mm以上の固形物が侵入しないこと |
3 |
工具などに対する保護 |
Φ2.5mm以上の固形物が侵入しないこと |
4 |
針金などに対する保護 |
Φ1mm以上の固形物が侵入しないこと |
5 |
防じん型 |
動作を阻害する量のじん埃が侵入しないこと |
6 |
耐じん型 |
じん埃が侵入しないこと |
X |
規定しない |
―――――― |
第2特性数字 水の浸入に対する保護
第2特性数字 |
構造 |
試 験 条 件 |
---|---|---|
0 |
無保護 |
―――――― |
1 |
垂直に滴下する水に対する保護 |
200mmの高さから1mm/minの水滴を10分間 |
2 |
垂直±15゚の範囲の水滴に対する保護 |
200mmの高さから3mm/minの水滴をケースを±15゚傾けて10分間 |
3 |
散水に対する保護 |
300mmの距離から10L/minの散水を±60゚で5分間 |
4 |
全方向の水の飛沫に対する保護 |
300mmの距離から10L/minの散水を±180゚で5分間 |
5 |
噴流水に対する保護 |
2.5m の距離から12.5L/minの噴流水を全方向で3分間 |
6 |
暴噴流水に対する保護 |
2.5mの距離から100L/minの噴流水を全方向で3分間 |
7 |
浸水状態に対する保護 |
水深1mで30分間 |
8 |
潜水状態に対する保護 |
使用者と製造者の協議による |
X |
規定しない |
―――――― |
最終更新日:2015/01/30