CF-7200A ポータブル 2ch FFTアナライザに「CF-0722トラッキング解析ソフトウェア」を組み込むことで、現場での定比トラッキング、定幅トラッキングや、タイムトラッキング、及び、回転情報付のレコード収録を高速・高精度に行うことができます。
収録したレコードデータ(ORFファイル)は XN-8100 レポライザ等を使ってオフライン解析も可能です。CF-0722トラッキング解析オプションは CF-7200A FFTアナライザの活用現場を広げます。
CF-0722トラッキング解析ソフトウェアは、トラッキング解析を高速(演算速度約 20 msec/2 ch)、高分解能(最大 800 次)、高精度(ダイナミックレンジ 60 dB 以上)に行ないます。また、演算中に回転 −トラッキング線図を描画したり、演算終了後に描画したい次数または周波数を設定し、描画する事も可能です。

トラッキングとは

エンジンやコンプレッサー等、低回転から高回転まで幅広い回転速度の範囲をカバーしなくてはならない回転機にとっては、回転速度とその回転機を構成する各コンポーネント(回転軸、ギア、ブラケット等の部品)のもつ固有振動数との共振が最も重要な問題になります。大型発電機等のねじり振動の場合、共振が許容応力を超える大きな励振エネルギーを生み出し、破壊を招く大事故にもなりかねません。

回転機がある回転速度で振動を起こし、どのコンポーネントから振動や騒音が発生しているのか、または回転速度の何次(何倍)の成分から振動や騒音が発生しているのかを見極めるのに有効なのが、回転次数を使用した

 

「回転 −トラッキング解析」です。 「回転 −トラッキング解析」は、周波数解析のデータを利用する定幅トラッキング解析と、次数比解析のデータを利用する定比トラッキング解析とに分けられます。

 

下図に見られるように回転 −スペクトラム線図は回転速度の変化に対する周波数(次数)スペクトラムの変化を把握する図表です。それに対して、ある特定の回転速度において、回転の何次の成分からどれ位の騒音・振動が発生しているのか、2次元グラフで示すのが回転 −トラッキング分析(次数トラッキング分析)です。

 

※ 回転次数とは基本とする回転を1次とし、n 倍の回転成分を n 次と定義します。X 軸が次数、Y 軸が振幅のデータ解析を回転次数比分析と言います。回転次数比分析を行なうには基本とする回転の信号情報が必要です。

仕様

(1)回転パルス入力
入力パルス数 0.1 ~ 1024 パルス/1 回転
入力インピーダンス 100 kΩ
入力カップリング DC 又は AC (0.5 Hz/-3 dB)
入力電圧範囲 ±10 V
検出レベル TTL または 任意(1% 単位で設定)
ヒステリシスレベル 任意設定(初期値 0.5 V、範囲 0.1 ~ 20 V)
スロープ + (立ち上がり)または −(立ち下がり)、+/− 複合
パルス波形モニター EXT SAMP VIEW にて波形確認可能
パルス最大周波数 3.4 kHz (これを超える場合には、パルス分周機能を使い、パルス最大周波数を超えないようにしてお使いください。)
パルス分周機能 1 ~ 1024 (入力回路での分周)

(2)分析部
トラッキング分析 定幅または定比トラッキング
スケジュール 回転速度または時間
データタイプ パワースペクトラムまたはフーリエスペクトラム
メモリーブロック数 200 ~ 1000 ブロック
最大分析次数 6.25 ~ 800 次
FFTサンプリング点数 256 ~ 2048 点 (初期値 1024 点)
次数分解能 100 ~ 800 ライン (初期値 400 ライン)
測定回転速度範囲
(1P/R の時)
 
最大分析次数 測定回転速度範囲
(r/min)
サンプリング点数/1回転
6.25 300 ~ 190000 16
12.5 200 ~ 96000 32
25 150 ~ 48000 64
50 150 ~ 24000 128
100 100 ~ 12000 256
200 100 ~ 6000 512
400 100 ~ 3000 1024
800 100 ~ 1500 2048

 

分析ダイナミックレンジ 60 dB フルスケール以上
FFT演算速度 約 20 ms/2 ch 以下(サンプリング点数 2048 点時)
表示関数 時間軸波形、周波数分析(振幅、位相)、 トラッキング分析(振幅、位相)、定比トラッキング分析(振幅、位相)、定幅次数トラッキング分析(振幅、位相)、 定幅周波数トラッキング分析(振幅、位相)、タイムトラッキング分析(振幅、位相)
3次元(カラー)表示
X 軸 サンプリング:16384 (MAX)
ライン数:6400(MAX)
Z 軸 10/20/30/50/100/200/400
Z 軸角度 45/60/75/90
Y 軸 50/100/150/200
表示モード 3D(カラー)/3D(カラー)&データ/
3D(カラー)&データ&トレース
処理関数 指数平均処理、最大振幅次数トラッキング、パーシャル・オーバーオールトラッキング、スムージング処理(2種類)

(3)メモリー機能
ファイル形式 解析データを3種類のフォーマット形式で同時記録可能(TXT・BMP は選択可能)
トラッキングデータ:TRC 形式
データレコード 周波数レンジ:最大 40 kHz
収録チャンネル:1ch & 2ch(40 KHz Max)+回転情報(片ch収録不可)
オフライン解析:ORF形式(収録時の周波数レンジ以下にてトラッキング解析可能)

トラッキング解析の適用例

アプリケーション
(1)自動車エンジンの振動・騒音解析
(2)ターボチャージャーの騒音解析
(3)ミッションの伝達誤差測定
(4)デファレンシャルギアのねじり振動解析
(5)タービンブレードの振動解析
(6)大型発電機のモード円(方向ベクトル表示)解析
(7)二輪車の騒音解析

最終更新日:2010/08/18



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