無響箱







製品開発時の動作音把握や異音検査など、音響の測定を行うには外乱の影響を受けない環境作りから始まります。 静かな環境を構築するために対象物以外の音を遮ること(遮音性能)に着目しがちですが、無響箱を使用する場合には遮音性能のみではなく、箱内で発生する反射音の影響を低減すること(吸音性能)にも注意する必要があります。これらに加えて、対象物から放射される音の周波数特性、さらには暗騒音に影響する設置場所の振動等も併せて検討することで、安心して測定ができる環境の構築が行えます。 遮音性能と吸音性能、どちらも測定値に及ぼす影響が大きいため、当社ではそれぞれ2タイプの無響箱を準備しています。

※ 写真はイメージです。実際の製品とは異なる場合があります。

遮音性能と箱内の吸音性能が異なる全12タイプの無響箱をラインナップしています。

測定対象周波数(1/1オクターブバンド中心周波数)
1000 (1k) Hz 帯域以上 500 (5h) Hz 帯域以上
タイプ 壁面厚さ(mm) 外形寸法(mm) 箱内寸法(mm) 質量(kg) タイプ 壁面厚さ(mm) 外形寸法(mm) 箱内寸法(mm) 質量(kg)
遮音性能
D-30相当
1k30S165830 ✕ 830 ✕ 860500 ✕ 500 ✕ 530200 5h30S2651030 ✕ 1030 ✕ 1060500 ✕ 500 ✕ 530280
1k30M1651080 ✕ 1080 ✕ 1110750 ✕ 750 ✕ 780320 5h30M2651280 ✕ 1280 ✕ 1310750 ✕ 750 ✕ 780440
1k30L1651330 ✕ 1330 ✕ 13601000 ✕ 1000 ✕ 1030460 5h30L2651530 ✕ 1530 ✕ 15601000 ✕ 1000 ✕ 1030620
遮音性能
D-45相当
1k45S2651030 ✕ 1030 ✕ 1060500 ✕ 500 ✕ 530400 5h45S3651230 ✕ 1230 ✕ 1260500 ✕ 500 ✕ 530560
1k45M2651280 ✕ 1280 ✕ 1310750 ✕ 750 ✕ 780600 5h45M3651480 ✕ 1480 ✕ 1510750 ✕ 750 ✕ 780820
1k45L2651530 ✕ 1530 ✕ 15601000 ✕ 1000 ✕ 1030880 5h45L3651730 ✕ 1730 ✕ 17601000 ✕ 1000 ✕ 10301100