TS-800B では時定数が 10 ms+約7 ms(固定仕様)ですが、TS-3200 では使用条件の「MDシリーズ・SS シリーズのトルク検出器を使用の場合は時定数 63 ms 以上を設定」に従って使用していた為、出力がなめらかな正弦波になっていたものと推測されます。
よって、両機種の出力波形を近似したものにする為には現在の TS-3200 の時定数を TS-800B の 10 ms に合わせれば良いということになります。
但し、TS-3200A の時定数設定は以下の仕様であり10 ms の設定が出来ません。
◆TS-3200の 応答性(時定数設定)
16 ms / 31 ms / 63 ms / 125 ms / 250 ms / 500 ms / 1 s / 2 s / 4 s / 8 s /16 s / 32 s / 64 s
標準仕様の場合、下限は 16 ms ですが現在、ご使用の時定数よりも短い時定数に設定するとトルクリップル 成分が出力に現れやすくなり、TS-800B の出力波形に近似するものになります。