TS-2100 電圧出力
電圧出力に付いてご説明します。 パラメータの設定に関しては「設定手順書」をご参照ください。
背面パネルの TRQ OUT コネクタから、トルクのアナログ電圧出力が行われます。トルク検出器の RANGE によってフルスケール測定時の出力電圧は下記のようになります。
検出器 RANGE | フルスケール時の出力電圧 |
---|---|
1 | ±1 V |
2 | ±2 V |
5 | ±5 V |
10 | ±10 V |
出力コネクタ: C02 形( BNC )コネクタ 適正負荷: 10 k Ω 以上 時定数: 500 ms 、100 ms 切替え
内部設定部のパラメータ設定用ディップスイッチ 8 を ON にすると 100 ms になります。出荷時は、OFF に設定してあります。
トルクの電圧出力の校正のしかたデジタルマルチメータ(以下ディジボルと略します)の表示を見ながら行います。 ディジボルを用意してください。
|
<ご注意> 入力周波数範囲内でも出力は、10 V = 10000 r/min までしか出力されませんのでご注意ください。下限周波数は回転数に直すと、60 P/R のとき 20 r/min 、120 P/R のとき 10 r/min 、180 P/R のとき約 6.6 r/min にあたります。 |
背面パネルの REV OUT コネクタから、回転のアナログ電圧出力が行われます。 内部設定部の P/R スイッチを回転検出用歯車の歯数に合わせて設定してください。 10000 r/min のとき、10 V が出力されます。
|
通常は、背面パネル REV IN コネクタへの入力信号を計測して出力します。 内部設定部のパラメータ設定用ディップスイッチ 1 を ON にして、トルク検出器の付属モーターを回すと回転数に比例した出力をさせることができます。ただし、軸の回転が静止していても付属モーターの回転数分のオフセット出力があります。このオフセット分は、検出器によって異なり、時間と共に変化がありますのでご注意ください。
回転電圧出力の校正のしかた
|
電圧出力端子 (背面パネル)
コネクタ名称
TRQ OUT : トルク出力
REV OUT : 回転出力