TSシリーズトルク計の表示単位を変更する場合、操作手順は次の様になります。具体的な操作はそれぞれの取説をご参照お願いします。なお、単位系変換 の Factor 計算にあたっては次の計算フォームをご利用ください。
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(1) 旧検出器 + TS-3600B/3100Bの場合
①(kgf・m 単位系の Factor)×0.9807=(N・m 単位系の Factor)
(N・m 単位系の Factor)を設定します。
検出器名板には kgf・m 単位系の Factor が記載されていますので、(N・m 単位系の Factor)に変換します。
(例)(kgf・m 単位系の Factor)=8245→ 8086(N・m 単位系の Factor)
② Capacity を検出器容量を kgf・m 単位系から N・m 単位系の値に設定します。
(例1)定格 20 kgf・m を 200 N・m にするには、20 → 200 に設定します。
(例2)定格 50 kgf・cm を 5 N・m にするには、50 → 5 に設定します。
③ UNIT(単位)表示を “ ー” → “ N・m ” 記号に設定します。
④ ZERO 調整を行います。
(2) 新検出器 + 旧TS の場合 (TS-800、800B、TS3100、3100A、3600、3600A)
(1)と同様の操作ですが、③ の単位を “kgf・m”→ “N・m” の設定にします
(注)一部の機種では N・m 単位系の表示が無いものが有ります。kgf・m の文字上に N・m 文字を貼るようにしてください。
(3) 新検出器 + TS-3600B/3100Bの場合
(1)と同様の操作手順です。①で、新検出器の名板には N・m 単位系の Factor が表記されていますので、この値をそのまま設定します。
(4) 旧検出器 + TS-2100/TS-2600/200/400/410の場合
①(kgf・m 単位系の Factor)×0.9807=(N・m 単位系の Factor)
(N・m 単位系の Factor)を設定します。
② RANGE を名板の値に設定します。(RANGE の値は N・m、 kgf・m 単位系どちらも同じ値です)
③ 小数点位置を1桁ずらします。
(例1)定格 20 kgf・m を 200 N・m にするには、20.00 → 200.0 に設定します。
(例2)定格 50 kgf・cm を 5 N・m にするには、50.00 → 5.000 に設定します。
④ “ N・m”等 の貼り名板を用意し、表示の適当なところに貼ります。
⑤ ZERO 調整を行います。
(5) 新検出器 +TS-2100/2600/200/400/410の場合
(4)と同様の操作ですが、①で、新検出器の名板には N・m 単位系の Factor が表記されていますので、そのままの値を設定します。