現地でのキャリブレーション

(検出値に誤差が生じていないか現地で確認する方法があるか)

精度確認をするには、検出器の片軸(一般には負荷側)をロックして、もう一方の片軸(駆動側)にアームをつけて分銅により荷重を掛ける方法しかありません。

 

したがって、機械装置に据え付けられた状態で検量をするには、機械装置側にあらかじめ軸ロック機構と、もう一方の片端にアームを取り付けることができる構造が必要です。

 

また検出器の軸端荷重の制限もあり、全量での検量は直接トルク検出器にアームを取り付ける方法ではお勧めしていなく、検出器の定格トルクの1/3の荷重以内での検量となります。

 

また、分銅を使う関係上検出器は水平に取り付いている必要があります。 アーム、分銅の製作、販売もしておりますので、最寄りの当社営業所へお問い合せください。

例えば、500 Nm の検出器の場合、1 m のアームでは分銅で約 50 kg 分のトルクにあたります。その 1/3 は約 16 kg です。16 kg を複数個の分銅にわけ、分銅を重ねてアームに掛けることで複数点のトルクを検査します。 当社で使用している校正装置(軸端荷重がかからないように中間軸受けをつけたもの)は設備として据付していますので、外に搬出しての検量作業は実施しておりません。検査は定格トルクまで実施しております。



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