「MP-9100 回転検出器を使った回転測定の設定手順」
<操作説明上の注意> 設定モードのメニュー項目には 「INPUT → MEASURE → FUNCTION → DISPLAY → OUTPUT → OTHER」があります。 メニューの各項目の設定を流れ図で示し、選択は□赤枠で設定値は添え字で記します。 □赤枠の無い項は[SET/NEXT]ボタンを押し、パスしてください。 フローの→印に沿ってボタン操作をおこなってください。 ボタン操作の説明は下記<ボタンの基本操作>を参考いただくことで、記載を省略します。 |
■測定条件
検出器 | MP-9100 |
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検出歯車 | 120 P/R |
小数点および表示単位 | ○○○○ r/min |
BCD 出力 | 連続更新出力 |
アナログ出力 | 0 ~ 10V/0 ~ 任意 r/min |
コンパレーター | 任意設定 |
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<TM-3100シリーズ背面パネル例> |
<配線方法> |
<ご注意ください> EMC 適合にする場合は「TM-3100 設置マニュアル」取扱説明書をダウンロードし、必ず説明通り金属性盤への収納とラインフィルター、サージキラーを使った電源配線、および信号シールド線処理を行ってください。 ■EMC適合構成・配線図
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■ボタン操作の基本
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「MENU」ボタンを押し、設定モードに入ります。
「MENU」ボタンを短押しすると一つ前の項目へ戻ります。
「MENU」ボタンを長押しすると、どの位置からでも計測モード(測定値表示)に切り替わります。
■設定
INPUT(入力に関する設定)
[INPUT]では入力信号の取り込みに関する設定を行います。ここでは、次のように設定するものとします。
INPUT TYPE | AC |
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LOW PASS FILTER | OFF |
設定終了後、[SET/NEXT]ボタンを押します。
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MEASURE(測定機能の設定)
[MEASURE]では測定方法と測定項目およびその条件設定を行います。ここでは、検出歯車の歯数を120として、次のように設定するものとします。
MEASURE MODE | NORMAL |
MAIN OBJECT | ROTATION |
ROTATION UNIT | r/min |
PULSE | 120(検出歯車の歯数) |
FACTOR | 1.00000 × 10E+0 |
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FUNCTION(表示方法および測定スタート・ストップ))
[FUNCTION]では表示方法および測定スタート・ストップに関する設定を行います。ここでは、次のように設定するものとします。
AUTO ZERO TIME | OFF |
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MOVING AVERAGE | OFF |
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DISPLAY(表示画面の設定)
[DISPLAY]では表示桁数、表示更新に関する設定を行います。ここでは、次のように設定するものとします。
DISPLAY | 1 LINE |
D.P. POSITION | OFF |
DIGIT FIXED TO 0 | OFF |
DISPLAY UPDATE | 1.0s |
BRIGHTNESS | MID |
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OUTPUT(BCD、COMP、ANALOG出力の設定)
[OUTPUT]ではBCD出力、コンパレート出力、アナログ出力に関する設定を行います。ここでは、次のように設定するものとします。
BCD OUTPUT | MAIN(表示値) |
BCD MODE | CONTINUE(連続更新) |
COMP MODE | UPPER LOWER (COMP1、2、3毎に任意設定 UPPER:測定値≧設定値 LOWER:測定値<設定値) |
COMP UPPER (LOWER) | COMP1、2、3毎に判定値を任意設定 |
ANALOG OUTPUT MODE | VOLTAGE |
ANALOG VOLTAGE RANGE | 0 ~ 10 V |
ANALOG ZERO | 000000 |
ANALOG FULL | 10 V にしたい表示値を任意設定 |
ANALOG UPDATE | 10 ms (周期演算のため信号が遅い場合電圧変化が遅くなります) |
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OTHER(パネルコンディション保存)
[OTHER]では
設定条件の保存/読み出し、RS-232C、オプション一覧に関する設定を行います。設定値はバックアップメモリーに保存されていますが、念のためにCOND1に保存します。
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【設定値の保存について】 バックアップメモリー CLEAR CONDITION |
測定に戻る
[MENU]ボタンを長押しします。測定画面に戻り測定を開始します