LC-1100/SF-660B 空間フィルタ検出器取付け上の注意点 - その1

「LC-1100/SF-660B 空間フィルタ検出器」は、付属の取付け治具を使用し、車両の前後または左右のエンジン振動の少ない安全な場所に取付けますが、取付け場所に合わせて、検出器部分の取付け方向を変える必要があります。 ホルダー部の「検出器固定ノブ」を緩める事により、自由に回転できる構造になっていますので、計測方向が必ず車両中心線の方向と合うようにして固定してください。

1.車両前後部に取り付ける場合

 

車両の中心線に対して出来る限り直交するような場所を選んで取付け治具板を固定し、さらに「検出器固定ノブ」を緩めて、検出器の表面に記された「計測方向指示用矢印 ▼」をホルダー部の「車両前後取付対応ねじれ角度調整用指示線」に必ず合わせ直してください。この後、「検出器固定ノブ」を確実に締め直してからご使用ください。

■『LC-1100 空間フィルタ検出器』の場合の具体例

■『SF-660B 空間フィルタ検出器』の場合の具体例

 

2.車両側面に取り付ける場合

 

車両の中心線に対して出来る限り平行となるような場所を選んで取付け治具板を固定し、さらに「検出器固定ノブ」を緩めて、検出器の表面に記された「計測方向指示用矢印 ▼」をホルダー部の「車両側面取付対応ねじれ角度調 整用指示線」または反対側の溝センターに必ず合わせ直してください。 この後、「検出器固定ノブ」を確実に締め直してからご使用ください !!

■『LC-1100 空間フィルタ検出器』の場合の具体例

 

『SF-660B』の場合も『LC-1100』と同様に、検出器に記された「計測方向指示用矢印 」とホルダー部の「車両側面取付対応ねじれ角度調整用指示線」または反対側の溝を利用して、取付け角度を調整してください。

3.車両前後部取り付けの場合の特例

車両前後部の形状などの兼ね合いで、取付け治具板を車両中心線に対して直交にする事がどうしても不可能な場合は、ph7に見られるように検出器に記された「計測方向指示用矢印 ▼」を「ねじれ角度調整用指示線」から若干ずらし、正面と裏側に記された計測方向指示用矢印を結ぶ線が車両中心線と平行になるように取り付けてください。

<注意>
この方法は計測エラーの原因となり易いため、あくまでも非常手段として利用してください。計測終了後は、必ず 上記のマークを合わせ直しておいてください。

4.『LC-1100/SF-660B 空間フィルタ検出器』取付け位置と照度の関係

LC-1100/SF-660B 空間フィルタ検出器は、図1に示されるような位置で固定され、使用されている時に最高の性能を発揮できるように設計されています。 図2に見られるような、後端部の方で固定された場合には投光部だけが離れてしまうため、受光軸センターからの“ずれ”が大きくなり、照度も低下します。特に図4のように、検出器全体が路面から遠ざかった場合には、照度が極めて低下し、測定不良となってしまいます。また、 図3に見られるような先端部側で固定された場合には、投光部だけが近づく事になるため、照度は UP しますが、受光軸センターからの“ずれ”が大きくなり、この場合も測定不良の原因となります。 出来るだけ図1に示される正しい位置で固定し、ご使用ください。

 

なお、こちらの「LC-1100/SF-660B 空間フィルタ検出器取付け上の注意点 - その2」も参照ください。


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