騒音計 よくあるご質問
■LA-0121(コンパレート出力機能)
コンパレート出力機能の概要
LA-0121コンパレート出力機能とは、瞬時レベルにより外部の機器をコントロールする機能です。LA-0121コンパレート出力機能は、騒音計LA-1240/1250/1350/4350のすべてで動作可能です。LA-0121コンパレート出力機能は、騒音計底面部のCMP OUT(コンパレート出力端子)を外部機器に接続して使用します。そのため、接続ケーブル(AX-501ケーブル)が別途必要になります。なお、CMP
OUT(コンパレート出力端子)はオープンコレクタ出力となっています。
コンパレート出力の状態は、各コンパレートタイミングで判断された結果により決定されます。各コンパレートタイミングでは、一つ前のコンパレートタイミング以降からの0.1s間にサンプリングした瞬時レベルデータが1つでもコンパレートレベルを超えたかどうかを判断しています。
瞬時レベルは、LA-1240/1250/1350では32μs、LA-4350では20.8μsで、それぞれサンプリングされます。
■LA-0121ブロック図と電気仕様一覧
最大駆動電流 :5mA
最大印加電圧 :24V
電流制限抵抗 :470Ω
コンパレートレベルの設定
コンパレートレベルは、次の手順で設定します。
コンパレートレベル設定画面を表示する。
パネルスイッチ[MEAS TIME(CMP LEVEL)]を押しながら電源スイッチをONする。50-120dBレンジが表示されます。ここで表示されている値およびバーグラフが、コンパレートレベルです。
コンパレートレベルを設定する。
パネルスイッチ[LEVEL(▲・▼)]を押し、40~130dBの範囲内でコンパレートレベルを切り替える。コンパレートレベルは、1dB単位で変更することが可能です。ただし、コンパレートレベルが50dB以下または120dB以上では、バーグラフ表示は更新されません。
パネルスイッチ[START(ENTER)]を押す。
設定したコンパレートレベルが確定し、騒音計が起動する。
100ms毎に測定された値に対してコンパレートが繰り返されます。
コンパレート出力モードの設定
コンパレートの出力のモードには、00(モード0)/01(モード1)/02(モード2)の3種類あります。
00(モード0) :常にハイインピーダンス
01(モード1) :コンパレートレベルを超えるとローレベル出力
02(モード2) :コンパレートレベルを超えるとハイインピーダンス
コンパレートモードの切り替え手順は次のとおりです。
コンパレートレベル設定画面を表示する。
パネルスイッチ[MEAS TIME(CMP LEVEL)]を押しながら電源スイッチをONする。50-120dBレンジが表示されます。ここで表示されている値およびバーグラフが、コンパレートレベルです。
コンパレートレベルを設定する。
コンパレート出力モード設定に切り替える。
パネルスイッチ[FAST/SLOW(NEXT)]を押し、コンパレート出力モード表示を点滅させる。
パネルスイッチ[LEVEL(▲・▼)]を押し、コンパレート出力モードを00/01/02のいずれかに切り替える。
パネルスイッチ[START(ENTER)]を押す。
設定したコンパレート出力モードが確定し、騒音計が起動する。