タイマー測定機能によるデータの測定

■タイマー測定機能によるデータの測定

 

  • タイマー測定機能の概要

  • 騒音計LA-1250/1350/4350には、タイマー測定機能が搭載されています。タイマー測定機能とは、予め設定した測定開始時刻になると自動的に測定を開始する機能です。
    • 測定開始時刻の他、測定周期や全測定時間を設定し、繰り返し測定をすることができます。
    • 測定する項目は、Leq/LE/LMAX/LX(LA-1250/1350)またはLeq/LE/LMAX/LPK/LX(LA-4350)で、すべてを同時に測定可能です。

    • 各測定が終了すると、データはブロックメモリに自動的にストアされます。
    • タイマー測定機能における測定開始時刻とは、タイマー測定を開始する時刻です。
      パネルスイッチ[START]を押してから、内蔵時計の時刻が設定された時刻と最初に一致したときに測定を開始します。

    • 測定時間とは、1回の測定の実測部分の時間で、設定された時間だけ実測が行われます。
    • 測定周期とは、測定開始から次回の測定開始までの時間で、設定された周期で測定が繰り返し実行されます。
    • 全測定時間とは、一連の繰り返し測定の全部の時間で、「測定周期×繰り返し回数の時間」が設定された時間以上になるまで測定を繰り返えします。
     
    【注意】
    • 現在時刻が正しく設定されていることを確認してください。
    • 測定時間/測定周期/全測定時間のいずれかが000:00:00の場合、タイマー測定の特殊なケースとして、ある一定の決められた測定が実行されます。詳細については、本項後述『3.2タイマー測定に関する制約条件』をご覧ください。

    • ブロックメモリをクリアした直後は、必ずブロックB0のアドレス0001からデータが記憶されます。タイマー測定では、任意のブロックアドレスは指定できません。また、ブロックB0の全てのアドレスデータが記憶され、なおかつ測定が継続している場合には、ブロックB1、アドレス0001となり、継続してデータが記憶されます。さらに、新たなタイマー測定を開始した場合には、前回のタイマー測定終了時にデータが記憶された次のブロックアドレス0001からデータが記憶されます。

    • ブロック9までデータがすでに記憶されている場合、ブロック9以降のデータは記憶せず、タイマー測定のみが実行されます。
      新たにデータを記憶させるには、一度ブロックメモリをクリアしてください。
    • ブロックメモリおよびメモリ機能の詳細については、後述『第5章 メモリ機能の操作』をご覧ください。
    • 騒音計LA-1250/1350/4350にはカレンダー用と測定経過時間用に個別のクロックが内蔵されています。そのため、測定の時間とカレンダーの時刻とにずれが生じることがあります。これは故障ではありません。ご了承ください。
     

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  • ■タイマー測定に関する制約条件

    1. 測定時間、測定周期、全測定時間の設定
    通常、測定時間/測定周期/全測定時間の設定時間の大小は、次の関係になります。
    測定時間(MEAS TIME)≦測定周期(PERIOD)≦全測定時間(TOTAL TIME)
    この関係に従わない設定をした場合、次の特殊なケースを除き、自動的に測定時間から優先的に設定されます。
    つまり、測定時間に測定周期より大きい値が設定されている場合、パネルスイッチ[START]が押された時点で、測定周期は測定時間と同じ値に自動的に変更されます。
    また、測定周期に全測定時間より大きい値が設定されている場合も同様です。
    • 特殊ケース(1):測定時間に000:00:00を設定した場合
      計測開始時に測定周期および全測定時間は、自動的に000:00:00に設定変更されます。
      この場合、測定開始時刻の設定は有効で、測定時間はパネルスイッチ[PAUSE]が押されるまでの時間になります。
      なお、ブロックメモリにはデータはストアされませんが、測定終了後にタイマー測定をOFFに切り替えることにより、演算値をマニュアルメモリにストアすることは可能です。

    • 特殊ケース(2):測定周期に000:00:00を設定した場合
      計測開始時に全測定時間は、自動的に000:00:00に変更されます。
      この場合、測定開始時刻の設定は有効で、設定された測定時間の測定を1回実行した後測定を終了します。
      なお、ブロックメモリにはデータはストアされませんが、測定終了後にタイマー測定をOFFに切り替えることにより、演算値をマニュアルメモリにストアすることは可能です。

    • 特殊ケース(3):全測定時間に000:00:00を設定した場合
      設定された測定時間および測定周期の測定を、タイマー測定を強制的にOFFするまで無限に繰り返します。
      この場合、ブロックメモリのアドレス分の測定回数までは、データをストアします。

    1. 一時停止とデータ除去について
    タイマー測定中であっても、パネルスイッチ[PAUSE]を押すことにより、測定の一時停止やデータ除去が可能です。一時停止中は一時停止マークが点灯し、データ除去中には一時停止マークが点滅します。ただし、一時停止中やデータ除去中に、次の測定の開始時刻となった場合には、一時停止およびデータ除去はその時点で中止され、次の測定が強制的に開始されます。またこのとき、前回の測定データは次の測定が開始される直前のデータがブロックメモリに記憶されます。なお、データ除去機能の詳細については、前述『第3章 測定条件の設定/11.データ除去機能の設定』にをご参照ください。
    1. タイマー測定の強制終了について
    通常、タイマー測定は全測定時間が経過するまで測定終了しません。ただし、「測定開始待ち」または測定中に再度パネルスイッチ[START]を押すと、タイマー測定は強制的に終了します。またこのとき、すでに測定されているデータは、ブロックメモリに残されています。  
  • 省電力モード機能

  • タイマー測定は、省電力モード機能と連動しています。省電力モード機能とは、タイマー測定時に実測していない測定待ち時間の電力消費を抑えるため、騒音計内部の一部電源を自動的にOFFし、省電力動作にて騒音計を駆動させる機能です。また、省電力モード中は、液晶表示画面上にSleep ONマークを表示します。

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    省電力モードへは、タイマー測定の各実測完了後、次の実測まで待ち時間が30秒以上あり、さらに10秒間キー操作がなかった場合に、自動的に切り替わります。ただし、RS-232C ONマークが点灯している場合は、省電力モードへは切り替わりません。また、省電力モード状態であっても、次の場合は通常の測定待ち状態へ復帰します。
    • 任意のパネルスイッチを2秒間以上押し続ける
    •  次回の実測開始までの時間が約10秒前になる

    【注意】
    • 省電力モード時の消費電力は、通常時の1/3以下で動作しています。
      そのため、乾電池による連続動作時間は、仕様に記載されてる時間より延長されます。
    • 省電力モード時には、RS232Cによるデータ通信はできません。
     
  • タイマー測定の条件設定と操作手順

  • タイマー測定は、次に記載する手順に従って条件の設定および測定を実行してください。
    1. 一般測定条件を設定する。
      詳細については、本章前述『1.騒音/音圧レベルの測定』をご覧ください。

    2. 測定時間を設定する
      パネルスイッチ[MEAS TIME]を押し、設定する測定時間に切り替える。

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    1. 測定開始時刻(時/分)を設定する。
      最初に、パネルスイッチのモードをセカンダリーに切り替えた後、パネルスイッチ[Start h]を押し、測定開始時刻(時)に切り替える。
      液晶表示画面下のフィルタに印刷されたSTARTの文字の位置に測定時間項目マーク(▼)が点灯し、測定時間表示部に測定開始時刻が表示されます。この状態で再度パネルスイッチ[Start h]を押し測定開始時刻(時)を設定します。測定開始時刻はプリセットされており、パネルスイッチ[Start h]を押すたびに次の順序で切り替わります。

      00:XX→ 01:XX → 02:XX → … → 23:XX → - -:- -

      なお、測定開始時刻に「 - - : - -」を設定すると、パネルスイッチ[START]を操作押すと同時に測定を開始します。次に、パネルスイッチのモードをセカンダリーに切り替えた後、パネルスイッチ[Start min]を押し、測定開始時刻(分)に切り替える。
      測定開始時刻(分)は10分単位にプリセットされており、パネルスイッチ[Start h]を押すたびに次の順序で切り替わります。

      XX:00 → XX:10 → XX:20 → … → XX:40 → XX:50

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    1. 測定周期を設定する。
      最初に、パネルスイッチのモードをセカンダリーに切り替えた後、パネルスイッチ[Period]を押し、測定周期に切り替える。
      液晶表示画面下のフィルタに印刷されたSTARTとPERIODの位置に測定時間項目マーク(▼)が点灯し、測定時間表示部に測定周期が表示されます。この状態で再度パネルスイッチ[Period]を押し測定周期を設定します。測定周期はプリセットされており、パネルスイッチ[Period]を押すたびに次の順序で切り替わります。

      000:00:00 → 000:00:1 → 000:00:03 → … →120:00:00→168:00:00

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    1. 全測定時間を設定する。
      最初に、パネルスイッチのモードをセカンダリーに切り替えた後、パネルスイッチ[Total Time]を押し、全測定時間に切り替える。
      液晶表示画面下のフィルタに印刷されたSTARTとTOTALの文字の位置に測定時間項目マーク(▼)が点灯し、測定時間表示部に全測定時間が表示されます。この状態で再度パネルスイッチ[Total Time]を押し全測定時間を設定します。全測定時間はプリセットされており、パネルスイッチ[Total Time]を押すたびに次の順序で切り替わります。

      000:00:00 → 000:00:1 → 000:00:03 → … →120:00:00→168:00:00

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    1. タイマー測定を開始する。
      最初に、パネルスイッチのモードをセカンダリーに切り替えた後、パネルスイッチ[Timer]を押し、タイマー測定ONに切り替える。
      タイマー測定をONに切り替えると、タイマー測定ONマーク(Timer)が表示されます。次にパネルスイッチ[START]を押し、タイマー測定開始の待機状態に切り替える。待機状態では、演算実行中と一時停止の両マークが同時に点灯します。
      パネルスイッチ[START]を押した後、内蔵時計の時刻が設定時刻に最初に一致したときから測定が開始されます。また、測定開始まで待ち時間が30秒以上あり、さらに10秒間キー操作がなかった場合には、自動的に省電力モードに切り替わります。さらに、全ての測定終了時にも、同様に省電力モードに切り替わります。測定周期設定が10秒以上の場合、タイマー測定開始後にパネルスイッチ[PRINT]を0.5秒以上押し続けることにより、各測定の直後に測定結果をプリント用データとして出力します。

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