データ除去機能の設定

■データ除去機能の設定

 

  • データ除去機能の概要

  • LA-1250/1350/4350には、データ除去機能が搭載されています。データ除去機能とは、過去10秒間の測定データを一時的に記憶するバッファメモリを内蔵することにより、測定中に発生した突発的な音の混入に対して、その音を測定値に反映させないように、最大10秒間までデータを遡って除去することが可能な機能です。

     

    騒音計LA-1250/1350/4350のパネルスイッチ[START]が押され測定を開始すると、最初にバッファメモリの内容が初期化されます。次に、測定時間が経過するにつれ、0.1秒間隔でデータを内蔵のバッファメモリ内に記憶していきます。ただし、測定経過時間が10秒を超えた時点で、バッファメモリに記憶された一番古い測定データが消去され、最新の測定データに上書きされていきます。

     

    このことから、内蔵のバッファメモリに記憶されている測定データの経過時間範囲で内あれば、任意の測定データを測定値に反映させないことが可能になります。なお、データの除去を実行すると、測定時間表示の測定経過時間が減少し、測定値表示にはデータ除去された後の測定値が表示されます。

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  • データの除去手順

  • データの除去を実行すると、次の図のように、バッファメモリのデータを0.2秒単位に遡って除去し続けます。

     

    【注意】

    データ除去できる時間は最大10秒間です。ただし、測定開始直後で測定経過時間が10秒間に満たない場合や、データ除去直後でバッファメモリ全てにデータが記憶されていない場合には、バッファメモリに記憶されている部分のデータのみ除去が可能になります。

    LA-1250/1350/4350のパネルスイッチ[PAUSE]を0.5秒以上ホールド(押し続づける)すると、その後ホールドされた時間0.1秒あたりデータを0.2秒ずつ遡って、最大10秒までバッファメモリのデータを除去します。データの除去中は、一時停止マーク(‖)が点滅し、測定経過時間が減少していきます。

    • タイマー測定OFFのとき、データ除去は測定が終了するまで何回でも可能です。

    • タイマー測定ONのとき、設定された測定周期以内であればタイマー測定OFFと同様に機能します。

    ただし、次の測定開始時刻に達した時点で、前の測定の実測時間が不足していても次の測定が開始されます。

    LA-1250/1350/4350パネルスイッチ[PAUSE]のホールドを解除すると、その時点でデータ除去も中断し、一時停止状態に切り替わります。またこのとき、一時停止マーク(‖)の点滅も止まります。この状態で再度LA-1250/1350/4350パネルスイッチ[PAUSE]を押すと計測を再開します。

    なお、バッファメモリに記憶されているすべての測定データの除去を完了した場合、LA-1250/1350/4350パネルスイッチ[PAUSE]のホールドし続づけても、自動的に一時停止状態に切り替わるのみです。

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