周波数の帯域制限をしてフーリエスペクトルの逆変換(IFFT)する方法

周波数の帯域制限をしてフーリエスペクトルの逆変換(IFFT)をする操作は次のようになります。

■操作手順

  • 新規プロジェクトを開く。


  • 入力メニューの〔ウインドウ(窓関数)設定〕をクリックし、ウインドウ設定ページを開く。


  • レクタングラウインドウを選択しOKをクリックする。


  • 図1

     

    IFFTしたい時間軸とフーリエスペクトルの2画面表示し、測定をSTOPにします。
    フーリエスペクトル表示にするには、データ表示メニューの〔入力源設定〕をクリックして「入力源設定」ページで「フーリエスペクトル」を選択します。

     

    図2

     

    画面下のデータ表示メニューの〔Cursor〕の項をPeakから“Delta”に設定します。 に選択します。

     

    図3

     

  • フーリエスペクトルの画面で、帯域制限したい下限周波数にマウスをクリックまたは← →キーでカーソル (赤い縦線)を合わせ、“Delta Position”をクリックします。 赤い縦線がピンク色に変わり、下限周波数が設定されます。 (図3)

  • 同様に、帯域制限したい下限周波数にマウスをクリックし← →キーで微調整してカーソル(赤い縦線)を 合わせます。ピンク色の線と赤い線で帯域制限されます。(図3)

  • 解析メニューの〔IFFT設定〕をクリックし「データ二次処理」ページを開きます。



  • 図4

     

    「データ二次処理」ページの項で、“現在のデルタカーソルにて帯域制限する” の項にチェックを入れます。 つづけて“実行”の項にチェックを入れ“OK”をクリックすると、フーリエスペクトルのIFFTが実行され、周波数帯域制限された時間軸波形を表示します。(図4)

     

     

    上画面:時間軸元データ  下画面:周波数帯域制限したIFFTの結果

    図5


    周波数帯域を変更したい場合は、解析メニューの〔IFFT設定〕をクリックし「データ二次処理」ページを開き、“実行”のチェックをoffにし、OKをクリックしてフーリエスペクトルの表示に戻します。その後上記(6)、(7)、(8)項の操作を再度実行します。

     

    補足
    IFFTしたデータは、このままでは時間軸波形として扱うことはできません。「IFFTした波形を時間軸波形として扱う方法」を参照ください。


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