交通騒音や環境騒音等私達の生活に直接係わる「騒音」という環境問題に取り組んでいく上で、騒音計は必要不可欠な計測ツールとなっています。また、騒音計に対するニーズも多様化し、自動測定によるデータ収集や、長時間測定、あるいは遠隔での複数ポイントの同時測定など様々なアプリケーションへの対応が求められてきています。

　今回、新たに開発した「LA-4350積分形精密騒音計」および「LA-1350積分形普通騒音計」は、騒音計のマイクロホン部と本体部を切り離し、専用の同軸ケーブルで長距離延長することが出来る新しいタイプの騒音計です。専用ケーブルの両端には防滴BNCコネクタを採用し、径4mmという細く軽量な同軸ケーブルを使用することで、遠隔での複数ポイント同時自動測定を手軽に、ローコストで実現することができます。これにより、LA-4350は100m、LA-1350は300mの長距離延長が可能となります。また、両機種とも従来機種LA-1250の各種機能を引き継ぎ、誤動作を防止するキープロテクト機能や電源をオフにしても直前の測定条件を記憶するレジューム機能等を標準装備するとともに、複数台を同時にコントロールする外部コントロール機能や音のレベル値を検出するコンパレーター機能もオプションにより追加可能です。