膨大なデータから目的のデータをピックアップして、編集解析
各種の研究・開発や学術の現場で発生する時系列データは、きわめて膨大なものです。Oscopeシリーズは、表計算ソフトウェアでは扱うことが困難なデータ量の多い時系列データから、目的のデータだけをすみやかに取り出して自由自在に編集、解析するソフトウェアとして、ご好評をいただいております。
今回、高い操作性でご好評いただいております Oscope Professional をベースに従来の Oscope シリーズを統合し、Oscope 2 として生まれ変わりました。販売価格は抑えながら、機能・操作性を強化し、コストパフォーマンスを大幅に向上しました。また、普及版をラインナップに加え、一層お求め易くなりました。
標準機能では、イベントカウンタを追加、グラフ作成ツール O-Chart*1 との連携、検索機能などの機能を強化しました。イベントカウンタ機能では、波形のレベル、エッジ、変化量などのカウント波形の生成ができ、回転パルス信号を角度波形や距離波形に変換するような使用が可能となります。これにより時間軸以外のデータにも応用が可能で、使用範囲は大幅に広がります。
利用可能なデータ形式としては、汎用フォーマットのCSV、Waveファイルなどのほか、一部のデータレコーダーの独自データ形式にも対応しています。その上、異なるフォーマットデータやサンプリング周波数に制約されずに、同時表示、並べる、重ねるなどの編集も軽快に操作できます。
オプションでは、時間周波数解析を追加して過渡現象の周波数解析が可能になりました。また、変動音解析を強化して「うなり音」「揺らぎ音」などの抽出が可能になりました。
*1 小野測器製 グラフ作成ツール「O-Chart」は別売のソフトウェアです。
OS-2500 | Basic | ●イベントカウンタ、検索機能など基本機能満載の普及版バージョン |
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OS-2600 | Standard | ●Basicにチャンネル間演算、検索値抽出、F/V機能を付加し、充実した機能を搭載した スタンダードバージョン |
OS-2700 | Professional | ●ファイルマージ、波形生成、ヒルベルト変換、収録機能など多様な機能を実装した高機能バージョン |