コンパクトサイズで長時間計測が可能な無線電圧計測モジュール
WV-1100
■ 開発の背景
2021年にリリースした無線温度計測モジュール(WT-1100)はワイヤレスの温度計測ツールとして、空間の環境改善やエネルギーロス改善に活用されており、多くのお客様にご好評をいただいております。
一方、実際の計測シーンでは温度以外にもさまざまなニーズがあります。例えば、ある空間の環境計測を行う場合、温度だけでなく風速や湿度などのデータを収集すれば、空間の状況を包括的に把握することが可能になります。
今回、新たなラインアップとなる電圧計測モジュール(WV-1100)は、電圧を計測し、無線通信でデータを送信することができるモジュールです。電圧出力型センサーを接続すれば、風速や湿度などさまざまな物理量を計測できます。狭い空間にも設置可能なコンパクトサイズで、温度計測モジュール(WT-1100)と併用することで電圧と温度の同時ワイヤレス計測を実現します。また同時発売の電池モジュール(WC-0121)を使用すれば最長1500時間の連続計測が可能です。
ワイヤレスで電圧信号を収録できるモジュールが加わることで、活用シーンはますます広がります。小野測器の無線計測システムは、お客様のさまざまな課題解決に貢献します。
WV-1100 電圧計測モジュール
■ 特長
- コンパクトなボディ設計
業界最小クラス*1 の小型・軽量モジュール(54×30×13.4 mm、本体質量 約25 g) - 電圧・温度のマルチ計測に対応
データモニター用ソフトウェア(WC-0010)をバージョンアップ
電圧と温度が混在する多チャンネル計測でも、使いやすさと優れた視認性を実現 - 長時間計測が可能
電池モジュール(WC-0121)と接続することで、最長1500時間(62.5日)*2 の連続計測が可能 - 最大200チャンネルのリアルタイム計測・同期モニタリング
計測モジュールは最大200チャンネル*3 接続可能
チャンネル間同期精度100 ms以内
*1 当社調べ(2023年5月現在)
*2 サンプリング周期 1 min 以上の条件において
*3 サンプリング周期 200 ms 以上時
■ ターゲット市場
搬送機械、ロボットアーム、自動車および自動車部品、半導体製造装置、空調機器可動部、回転体、密閉空間など、設置や配線が困難な対象物にご活用いただけます。
■ 製品概要
仕様: WV-1100 電圧計測モジュール
通信規格 | 2.4 GHz無線通信(独自方式) |
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通信距離 | 30 m(ただし、障害物や電波ノイズがなく静止状態であること) |
電圧測定範囲 | -15 V~15 V |
測定分解能/フルスケール誤差 | 0.001 V/±0.2 % FS(-20 ℃~60 ℃の環境にて) |
サンプル周期 | 100 ms, 200 ms, 500 ms, 1 s, 10 s, 1 min, 10 min |
仕様: WC-0121 電池モジュール
対象製品 | WV-1100 電圧計測モジュール、WT-1100 温度計測モジュール |
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使用時間(連続計測時間) | 最長1500時間(サンプリング周期1 min以上の条件において) |
電源 | 単三型電池(2本) |
WC-0121 電池モジュールと接続すれば
最長1500時間の連続計測が可能
温度と電圧が混在する多チャンネル計測でも、見やすく使いやすい
バージョンアップしたデータモニター用ソフトウェア WC-0010