LV-0930は、変位を含む各種振幅のデジタル解析用ソフトウェアです。

LV-0930 変位解析ソフトウェアを使用する事で、測定対象が移動~停止時に起きる動的な挙動を最高 1 MHz サンプリングで解析する事ができます。

対象の移動変位(m)、移動速度(m/s)、加速度(m/s2)に加え、オーバーシュート・アンダーシュートの計測、センサーを2台使用する事で差動にピッチングやヨーイングの解析ができます。

また等速度制御が目標速度の何%以内に入っているか簡単に確認できる±%グラフなども簡単に表示できます。

 

LV-1800 レーザードップラ振動計
LV-2100A レーザー干渉変位計システム
LV-9002/LV-9300A/LV-0121A レーザー測長計システム

特長

  • 最大 5 m/s、1 MHz サンプリングに対応
  • [変位 → 速度 → 加速度]の同時変換も簡単

動特性解析

測定対象の移動量(変位(m))と、その時の速度(m/s)、加速度(m/s2)の変化を可視化し、 測定対象の動特性の解析が可能です。
3つの波形を同時に描画しCSVでデータの出力も可能です。

変位
加速度
速度
変位&速度グラフ

周波数解析

変位

計測対象の変位に重畳する変位変動の成分の周波数解析を行うことができます。

±%グラフ

スキャナやプリンタヘッド、液剤塗布装置・ディスペンサの様に、等速度での移動精度を求められる機器の評価では ±% グラフを使う事で、測定対象物が制御速度の指令値の何%以内に入っているかを簡単に確認する事ができます。

動特性解析

ピッチング&ヨーイング、差分計測

センサーを2台以上使う事で、測定対象の進行方向を基準にして上下回転(ピッチング)や左右回転(ヨーイング)を評価する事ができます。
実装機などでは高速移動時のマウンタのヘッド部とノズルの揺れや収束時間を差分計測で行う事ができます。

動特性解析

位置決め精度試験

測定対象を正負方向に等間隔毎・回数で運転する事で、目標位置に対しての偏差を自動算出する事ができます。
設定した制御目標値に対して実際に停止した位置をリアルタイムに時間-変位グラフにプロットし、位置-偏差グラフを表示します。各制御目標位置に対して方向別に平均偏差、標準偏差を算出。グラフやCSVファイルとして出力できます。

仕様

環境設定入力 温度(℃)/湿度(%)/気圧(hPa)/レーザー波長(nm)/ 熱膨張補正率(ppm/℃)/対象物体温度(℃)/使用CH数/極性設定
モニタ機能 モニタ可能チャンネル Ch1、Ch2、Ch3、Ch4 接続されたセンサーの変位値を表示
計測インジケータ 白:計測中断 / 緑:計測、モニタ実施中
レーザー受光ERROR
インジケータ
白:受光レベル正常 / 赤:受光無し、光線遮断あり
Y軸スケール(m) ±10 m、±5 m、±20 mm、±1 mm、±100 μm、±10 μm
X軸スケール(s) サンプリング点数とサンプリング周波数で決定
カーソル機能 スクロールバーで選択した時間の変位値を表示
変位値SI接頭語切替 mm、μm、nm
サンプル点数表示 1~65535(設定値)
連続積算数表示 1~10(設定値)
時間計測
解析機能
サンプル数 サンプル数 1~65535
連続回数 1~10
サンプリング周波数 1 MHz、500 kHz、200 kHz、100 kHz、 50 kHz、20 kHz、10 kHz、5 kHz、2 kHz、 1 kHz、500 Hz、200 Hz、100 Hz、50 Hz、 20 Hz、10 Hz、5 Hz、2 Hz、1 Hz、0.5 Hz
収録時間
※サンプリング点数:65535点時
65.5 m sec(1 MHzサンプリング)
~36時間24分30秒(0.5 Hzサンプリング)
トリガ機能
種類 OFF /Ch1 / EXT(外部入力)
方向 ↑(Rise)、↓(Fall)
ポジション 0 %、25 %、50 %、75 %
トリガ位置 0~±10(nm、μm、mm、m)
位置決め精度
解析機能
設定 ピッチ間隔(mm)/ +方向回数、-方向回数 / 繰り返し回数
制御許容値(mm) / 停止速度設定(mm/s) / 終了値
サンプリング時間 62.5 ms ※変位値計測サンプリング時間62.5 ms固定
位置決め精度
統計解析機能
行き繰り返し回数分、各ポジション位置の平均偏差
帰り繰り返し回数分、各ポジション位置の平均偏差
行き帰り繰り返し回数分、各ポジション位置の平均偏差
行き繰り返し回数分、各ポジション位置の平均偏差の標準偏差
帰り繰り返し回数分、各ポジション位置の平均偏差の標準偏差
行き帰り繰り返し回数分、各ポジション位置の平均偏差の標準偏差
繰り返し回数それぞれの行きと帰りの各ポジション位置の偏差
位置決め精度
統計解析グラフ
印刷機能
一方向位置決めの偏差および繰り返し性(行き)
一方向位置決めの偏差および繰り返し性(帰り)
両方向位置決めの偏差および繰り返し性(行き・帰り)
試験条件 記録・編集 試験日/時刻/試験場所/機種名/機械番号/ 測定軸/温度(℃)/気圧(hPa)/湿度(%)/ 物体温度(#1)(℃)/物体温度(#2)(℃)/ 線膨張係数(ppm)/位置決め計測設定値
解析機能 振幅 時間-変位(m)
時間-速度(m/s)
時間-加速度(m/s2
変動グラフ 描画
上下限(%) 0.001、0.01、0.1、1、2、3、4、 5、6、7、8、9、10、500
中心値 数値入力 m / m/s m/s2
複数 チャンネル解析 ピッチング&ヨーイング / 真直値 / 角度 / 差分 ※2台以上のセンサーを使用時。
移動平均 1~100(回)
周波数解析
フレーム長 128、256、512、1024、2048、 4096、8192、16384
窓関数 Rectangular / Hanning / FlatTop / Exponetial
オーバー
ラップ(%)
0、25、50、75
オフセット補正 2~10個の波形のオフセット補正
デジタル フィルタ
フィルタ
タップ長
32、64、128、256、512、 1024、2048
LPF (サンプリング周波数/2.56)Hz~0 Hz
HPF 0 Hz~(サンプリング周波数/2.56)Hz
サーチ カーソル機能 メインサーチカーソル、サブサーチカーソル:振幅 / 時間 / 時間デルタ / 振幅デルタ
データ出力 数値出力 バイナリ / csv
データ出力 イメージ出力 ビットマップ
OS/CPU OS Microsoft® Windows® 10 64ビット版のみ
バージョンの詳細については ソフトウェア環境【Windows】を参照ください
CPU Intel® Core™ i3 2 GHz以上

最終更新日:2022/02/01