製品の振動値による良否判定
ベアリングの振動値による良否判定を行います。ベアリングを回転させその時の振動値より判定します。周波数バンドに着目することにより、ベアリングの不良内容も確認できます(キズ、異物混入、アンバランス等)。センサーは加速度ピックアップの他に速度センサーなども使用されています。速度センサーを用いる場合は VC-2100 を外部信号入力に切り換えて使用します。
関連分野
- 家電メーカー(洗濯機、エアコン...etc )
- 自動車メーカー(パワーシート、ドアミラー...etc )
- その他部品メーカー(モータ、歯 車、ベアリング ...etc )
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機械の異常動作検出
工作機械の主軸のふれ異常検出。工作機械の主軸のふれは加工物の仕上がり精度に大きく影響します。本来は主軸のふれ量を変位計で計測しますが、環境条件や取扱い条件、コスト的な面から、変位計の使用が困難です。VC-2100 は主軸の異常を振動で検出しますので、環境条件に強く、また常時監視が可能です。主軸のふれ量が大きくなると、振動値も大きくなりますので、振動値を監視することにより、主軸のふれ異常を検出できます。
関連分野
- 工作機械製造・加工
- 耐久試験装置の振動監視 ... エンジン、ベアリング、歯車
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設備診断
生産設備のベアリング、歯車等の異常を無人で把握、検出します。従来の設備診断は、定期的に作業員が軸受け箱などの振動を測定し、振動値の変化からベアリング等の部品のメンテナンス時期を把握するなど、作業時間に多くの労力が必要でした。また、突発的な異常発生時には、設備を破損するなどの事故を起こす恐れもあります。振動コンパレータは作業員に代わって、設備の振動を常時監視しますので、労費の削減、異常時の設備破損防止に役立ちます。また、周波数バンドを任意に選択できますので、より精密診断に近い監視が可能です。
関連分野
- 鉄鋼
- 化学プラント
- その他生産ライン等 の設備管理
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工具の刃折れ・摩耗検出
無人運転中の工作機械のドリル、バイト等の刃折れを検出。NC マシンなど、多量の部品加工では、そのほとんどが無人運転化されています。この運転中にドリルの刃が折れるなどした場合、加工品は不良となり、再加工が必要となったり、最悪の場合には廃棄処分となることがあります。VC-2100 振動コンパレータは、刃折れ時の振動を検出し、機械を停止させることで、不良加工物の産出を最小限にできます。また、刃が摩耗すると加工精度に影響しますので、摩耗による振動値の変化を監視することで、加工精度の向上に役立ちます。
関連分野
- 部品加工業
- 工作機械メーカー
- 工場の切削ライン監 視
- 砥石のアンバランス検出
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