打痕検出・判定オプション
(WS-5245 回転2入力対応トラッキング分析) |
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WS-5245
回転2入力トラッキングシステムに打痕解析機能オプションをプラスすることで、トランスミッション等の多軸回転体のギヤ打痕を検出・判定します。例えば下図のような 4AT(Z1 / Z2 / Z3 / Z4)の各ギヤの軸回転速度に同期した平均エンベロープ波形から、一回転毎のピーク値(P1、P2)及びピーク時の位相差
(T1、T2)を算出し、P1 と P2 のピーク位相差(T1/T2 : T1<T2 の時)および P1 と P2 ピーク比(P1/P2 : P1<P2
の時)
の計算結果から、Peak を検出するために設定された閾値に対し、設定条件を満たした時に打痕ありと判定評価します。
なお、トラッキング時には次数に着目するギヤノイズと打痕有無を同時判定するため、インラインではタクトタイムには影響しません。
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■ 設定パラメータの考え方
2回転分の平均結果から、P1 と P2
のピークレベル差及び T1 と T2
の時間差により打痕有無を判定します。打痕平均は少なくとも 20 回転分以上から抽出することが推奨されます。
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システム構成図
表示例
■ 回転次数トラッキングデータ(ギヤノイズ)
■ 打痕検出結果データ
4AT
の場合は3軸分の平均打痕レベルを色分けして表示します。打痕は閾値レベルを超えたときにその軸に打痕有と認識します。下記データでは赤ライン(1軸)に打痕があり、そのレベルは
3.306 と識別しています。
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仕様
打痕計測 ch 数 |
最大 4 ch まで打痕検出が可能(計測 ch 毎に ON/OFF 可能) |
回転軸数 |
最大軸数 6(識別すべき回転軸数) |
基準回転 |
rpm 1/ rpm 2(例えば入力軸/出力軸)<rpm 1 / rpm 2 同時判定が可能> |
ベース |
Time / Deg(Time=定常/Deg=回転角) |
回転数比 |
各軸の回転速度比または各ギヤの歯数 |
設定パラメータ |
- バンドパスフィルタ設定
- エンベロープ減衰率
- 打痕判定条件(ピーク位相差、ピーク比)
- 打痕判定閾値(ピーク/平均値を基準)
- 打痕抽出回転速度範囲
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Revised: 2012/12/20
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