ECU最適化支援ツール
ORANGE Navigator & Optimizer

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ORANGE 関連 Q&A集

一般
 
Q1.
ORANGEの特長は?
A1.
FAMSシステムと連携して、効率良く計測を行うことができます。
GUIやグラフ機能が充実しており、分かりやすくデータを扱うことができます。

Q2.
適合できる変数はいくつまでですか?
A2. 20までです。

Q3.
ORANGEは高価なので、一部の機能だけを購入したい。
A3. 現在オプション販売中です。

     
実験計画
Q1.
仮想照度値が何%だとモデル評価(R2値)がどのくらいという目安はある?
A1. →応答の特性によります。
燃費のようなきれいな応答は照度の割りにモデル評価が高くなる。
大ざっぱな目安として、2次モデルでは大体60%の計画を推奨しています。なお仮想照度は、2水準全因子計画で50%になるように設定されています。

Q2.
実験計画手法のおすすめはあるか?
A2. 逐次限界点探索や境界内逐次計画を用いて、計測値を生かしながら計画をすすめることをおすすめします。
逐次計画を用いない場合、バウンダリーのない小規模な計画では面心立方格子計画、バウンダリーのある大規模な計画では凸境界衝突計画、中間的な条件ではD最適計画や空間充填計画をおすすめします。

Q3.
グローバルDOE、グローバルモデルはできる?
A3. ORANGEでは、「大領域実験計画」「大領域モデル」の機能で実現できます。

Q4.
D最適計画で高次の項まで使用すると、いくら計画点数を増やしてもD効率の値(%)が低くなってしまうが、なぜ?
A4. D効率の特性上、そうなってしまいます。
一般には、高次の項まで使用して多点数の計画を作成するのはむしろ良い方法です。仮想照度値を使うと、このような計画に妥当な評価を行うことができます。
 
 
計画運転
Q1.
FAMSシステムと連携する場合、計測できる変数はいくつまでですか?
A1. FAMSの計測項目数と同じです。

Q2.
実験計画を使用することで、計測時間はどれだけ短縮できますか?
A2. パラメーター数4,51モードの定常計測で試算したところ、68時間51分(4131ポイント)から21時間15分(1275ポイント)に短縮されます。

Q3.
さらに逐次実験計画を使用することで、計測時間はどれだけ短縮できますか?
A3. パラメーター数9,25モードの限界点探索で試算したところ、76時間15分(2500方向)から58時間45分(1950方向)に短縮されます。
 
 
収集データ
Q1.
散布行列で設計変数同士の相関があった場合は、多重共線性が考えられるため問題だが、設計変数と応答変数に相関があった場合はどういったことが考えられるか?
A1. 設計変数と応答変数間に相関があった場合は、寄与している割合が高くなります。設計変数同士の相関があった場合と異なり、悪い状況ではありません。

Q2.
グループ(回転速度やトルク)毎に、適合する変数(設計変数)を変えられるか?
A2. 変えられます。

   
モデル
Q1.
モデル化手法のおすすめはあるか?
A1. 滑らかで凹凸の少ない応答には、2次モデルがお勧めです。
滑らかで凹凸の多い(多峰性のある)応答にはRBFモデル、あまり滑らかでない応答にはLOLIMOTモデルをおすすめします。
交差推定R2値を用いると、様々なモデル化手法の良比を一目で見分けることができます。

Q2.
R2値がマイナスになることがあるが、相関係数の2乗だからマイナスにはなり得ないのでは?
A2. 自由度調整済みR2値や交差推定R2値は、マイナスになることがあります。
※単純な相関係数の2乗では、モデル値と実値が大きくずれていても1になってしまうことがあるため、ずれが0の時のみR2=1となるような計算を行っています(下は交差推定R2の計算式)。

   
最適化
Q1.
最適化手法のおすすめはあるか?
A1. 多目的GAがおすすめです。

Q2.
多目的最適化は、制約条件がなくても可能?
A2. 可能です。制約値の設定が難しい場合は、全て目的変数にして多目的最適化を行えば、後でトレードオフ分析ツールを使用して、各制約値の他の値への影響を見ながら最適解を選ぶことができます。

   

ECUマップ作成

Q1.
作成したECUマップは、ECUに転送できるか?
A1. 転送できます。

Q2.
ECUマップの編集機能だけを使えないか?
ECUマップのより高度な編集機能を使えないか?
A2. O-Chartのページを御覧ください。(ここをクリック)