2024年9月11日

お客様の強い要望を受けベストセラーEVを計測

「ベンチマーキングレポート販売」のラインアップ拡充 「Tesla Model 3」追加

ドライブモードごとの出力特性や回生特性を明らかに


電子計測器の製造および販売を行う株式会社小野測器(社長 大越 祐史)は、当社の新規事業「ベンチマーキングレポート販売」におきまして、既にリリース中のTesla Model 3に新規レポートを追加し、本日より販売を開始します。


「Tesla」Model 3


本年6月よりTesla Model 3に関するレポートを販売しておりますが、今回新たに「出力特性 パワーユニット効率」、「出力制限特性」、「駆動力特性 チップアウト特性 回生特性」のレポートを追加します。また、今後も随時お客様からのニーズを踏まえ、車両ラインアップを拡充していく予定です。当社はベンチマーキングレポート提供を通じて、次世代モビリティ開発における工数低減に寄与することで、カーボンニュートラル社会に貢献します。




特長

  • 当社の設備「RC-S」を活用した車両状態での動的なコンポーネント性能データを提供
  • Tesla Model 3の新規レポートを追加
  • ※今後、中国車両に限らず年間3~4車種のペースで計測データを拡充予定

ターゲット市場

  • 自動車メーカーをはじめ、電動車両に関係する各社

ベンチマーキングレポート販売について

ベンチマーキングレポート販売について

高度化、多様化する自動車開発において、ベンチマーキングは重要な情報源です。特にスピードが求められるEV開発では、情報をいち早く獲得し、開発に活かしたいというニーズがあります。また、その情報ニーズは自動車メーカーだけでなく、モーターサプライヤー関連など幅広い企業で必要とされています。当社は計測器メーカーならではの視点にこだわり、電動車を中心としたレポートを提供します。

ベンチマーキングレポート販売

新規追加レポート( 2024年9月11日(水)より提供開始)

Tesla Model 3

出力特性 パワーユニット効率

ハブダイナモを用いて、ドライブモードごとの出力特性およびSOCごとの最高出力を測定しました。また、パワーユニットの効率マップ(ドライブシャフト出力/バッテリー電力)を取得しました。

RC-S(実車トランジェントベンチ)に搭載した模様
RC-S(実車トランジェントベンチ)に搭載した模様

出力制限特性

ハブダイナモを用いて、最高出力を継続した際、出力制限がかかるまでの挙動と、電欠に至った際の挙動を調査しました。

駆動力特性 チップアウト特性 回生特性

駆動力特性:ハブダイナモを用いて、アクセル開度に対するドライブシャフト出力特性を測定しました。
チップアウト特性:チップアウトさせたときの減速度特性や満充電を含んだSOC毎の減速度と回生電力量を測定しました。
回生特性:ブレーキペダルを操作したときの回生特性(回生電力量とメカブレーキの挙動)を調査しました。