内部校正信号による校正方法

外部機器と接続しレベルを記録するときにお互いのレベル合わせのため、内部の校正信号を出力させることができます。また、VR-6100 内部の動作確認を行うことができます。


内部校正信号の仕様
周波数 31.5 Hz ± 0.1%
表示 表示レベルレンジ上限値 -10 dB
出力レベル AC:224 mVrms ± 15 %、DC:2.0 V ± 10 mV

 

■内部校正信号による校正手順

  • 校正信号の出力
  • 振動レベル計 VR-6100 のパネルスイッチ[CAL ]を押します。このとき、液晶画面に内部校正信号マーク( CAL )が表示されます。 校正信号をON すると、振動レベル表示がレベルレンジの上限値より 10 dB 小さい値を示します。 また、各アナログ出力端子( ANALOG OUT )からは、表示レベルに応じた電圧を出力します。ただし、出力される信号の周波数と振幅は軸に関係なく前述の仕様のとおりです。
  • 校正信号の出力状態の確認
  • 液晶表示の各軸の値が表示レベルレンジの上限値 -10 dB となっていることを確認してください。 なおこのとき、再度振動レベル計 VR-6100 のパネルスイッチ[ CAL ]を押すと校正信号は OFF します。
  • 接続機器側を校正信号に合わせて調整
  • 例えば、外部にレベルレコーダなどの記録器を接続している場合は、記録レベルが適当になるように記録器側の感度を調整してください。

    <注意>

    • (2)項で確認した表示値が 0.5 dB 以上ずれている場合は、故障が考えられます。速やかにお買い求めの販売店またはお近くの当社営業所までご連絡ください。
    • 別売のリアルタイムオクターブ( VR-0563/0564 )によるリアルタイム解析中は、校正はできません

  • 振動ピックアップを含めた校正
  • 使用環境や経年変化により絶対感度がずれてくる可能性があります。当社では、絶対感度の校正を有償で承っております。詳細につては、お買い求めの販売店またはお近くの当社営業所までご相談ください。振動レベル計は計量法で定められた計量器です。騒音計と同様に公的機関で検定を受けることが可能です。検定書の有効期間は 6 年間です。ISO-14000 等でご使用の場合は、検定書付をお勧めします。弊社で検定手続きの受託をお受けしておりますので、最寄り営業所へお問合わせ下さい。

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