VR-6100のAC outを m/s2 へ単位校正する方法

VR-6100 の AC out を加速度信号として、FFT アナライザーで分析するとき、FFT アナライザーで単位校正を行います。その時の校正値を求める方法を説明します。


  • 「 Lv / Lva / Lvf 」ボタンを押し、Lvf を選択します。Lv、Lva では AC out はフィルタを通過した信号になります。(VR-6100 取扱説明書 P50「1. 振動感覚補正特性の設定」参照)
  • 「レベルレンジ」ボタンを押し、測定対象に合った測定レンジを設定します。

  • CAL ボタンを押し、CAL 信号を出力する。測定する軸 X、Y、Z に注意してください。 (VR-6100 取扱説明書 第1章、P42参照)

  • この CAL 信号が何 m/s2 になるかは、次式で計算してください。

    CAL ON で VR-6100 に表示された値= A(㏈)
    このときの加速度= B

     

     

    <FFTアナライザーの操作>
  • FFT 側で CAL 信号を周波数分析し、オーバオールの値 = C(Vrms)の電圧を読み取ります。
  •  

     

  • B(m/s2)のとき C(Vrms)の関数式が得られましたので 1 m/s2 当り C/B(Vrms)としてFFTアナライザー単位校正機能を使って校正を行ってください。
  • FFT アナライザーの操作に関しては、取扱説明書をご参照ください。 弊社 FFT アナライザーでは「任意のサーチ点を任意の値にする」操作を引き続き操作することにより、手計算することなく単位校正を行うことができます。

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