「歯車の歯数60枚をMP-981で検出し、回転速度○○○○r/minで表示する」
歯車の歯数60枚をMP-981で検出し、回転速度○○○○r/minで表示するための設定方法です。
TM-2100シリーズ(TM-2110・TM-2120・TM-2130・TM-2140)は図2のように内部を引き出して設定します。 はじめに、TM2100シリーズの設定を先に行ってください。電源ケーブルや信号線の結線は、設定後に行ってください。
■MP-981との信号ケーブル接続
次図1のように信号ケーブルMX-705(5m)で接続します。5m以上の長いケーブルが必要な場合は長さ指定にて製作可能です。
図1 |
■TM-2100シリーズ回転計の設定
次図2を参照に、1から4を設定します。設定の意味について補足説明をします。なお、機能のくわしい説明については取扱説明書を参照ください。
歯車歯数 60枚+MP-981+TM-2100シリーズで「○○○○r/min」と表示するには、乗数・指数「1.0000×1」、小数点無しと設定します。
図2
AC-DC設定
MP-981からの信号はハイレベルが5Vの方形波になりますので、「DC」に設定します。
一般的に信号が方形波の場合は「DC」、正弦波の場合は「AC」に設定します。
電圧入力、フィルター
MP-981の信号が方形波電圧なので「ビット1:
OFF(電圧入力側)」、「ビット2:OFF(フィルターOFF)」に設定します。「ビット3,4:OFF」に設定してください(空きスイッチです)。
オープンコレクタ信号の場合、「ビット1:ON(接点入力側)」、また「ビット2:OFF(フィルター無し)」に設定します。
接点入力の場合「ビット1:ON(接点入力側)」、また、接点のチャッタリング防止のため「ビット2:ON(フィルター有り)」に設定します。
係数(乗数×指数)の求め方
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3の「ビット3, 4:OFF」に
、「ビット5:ON」設定します(指数=1)。
また、「ビット6, 7,
8:OFF」に設定します(小数点無し○○○○)。
小数点以下3桁まで設定が可能です。
4のロータリスイッチを「10000」に設定します(乗数=1.0000)。
ワイドレンジ
3の「ビット1:ON」の時はワイドレンジとなり最小測定範囲が0.1Hz(0.1r/min)から測定します。停止時は0.1Hzを判定するため表示が0になるまで最大約20sの測定時間を要することがあります。「ビット1:OFF」のときは、最小測定範囲が1Hz(1r/min)以上からとなり、停止時には約1sで表示が0になります。
また、「ビット2:OFF」に設定してください(空きスイッチです)。