デジタルゲージ よくあるご質問
合否判定の基準となる上限値、下限値を前面パネルのUPPERデジタルスイッチ、LOWERデジタルスイッチに設定します。
判定は次のようになっています。
判定基準 | 判定 | 判定結果の表示・出力 |
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LOWER設定値≧表示値 | LOWER | ・COMPARATOR表示灯のLOWERが赤色点灯 ・LOWER出力リレー(NO.10、11)ON ・SCD OUTコネクター LOWER出力(ピン22)ON |
LOWER設定値<表示値<UPPER設定値 | OK | ・COMPARATOR表示灯のOKが緑色点灯 ・OK出力リレー(No.12、13)ON ・SCD OUTコネクター OK出力(ピン22)ON |
UPPER設定値≦表示値 | UPPER | ・COMPARATOR表示灯のUPPERが赤色点灯 ・UPPER出力リレー(No.14、15)ON ・BCD OUTコネクター UPPER出力(ピン23)ON |
ゲージセンサーのスピンドルを押し込んだとき正(+)とカウントするのか(−)とカウントするのか、小数点の位置はどこに表示されているのか、ゼロ設定をどこにとるか等を考えて、上限値、下限値を設定します。
<設定例 1> −0.2~+0.5 mmをOKとする
GS-251 GS-1513A の分解能は10μmなので、合格ラインの下限値−0.2mmの時は−0.20と表示され、合格ラインの上限値+0.5mmの時は0.50と表示されます。OKと判断される値には、LOWER、UPPER設定値は含まれません。LOWERに−00021、UPPERに+00051と設定すると0.2~0.5mmの範囲がOKになります。
<設定例 2> +5~10 mmをOKとする。
GS-5011 GS-1630Aの分解能は1μmなので、合格ラインの下限値+5mmの時は5.000と表示され、合格ラインの上限値+10mmの時は10.000と表示されます。OKと判断される値はLOWER、UPPER設定値は含まれませんので、LOWERは+04999、UPPERは+10001を設定すると+5~+10mmの範囲がOKとなります。