FFTアナライザー よくあるご質問
【入力部】
最近の FFTアナライザーの入力部には、音響用のフィルターが装備しています。このフィルター特性は、サウンドレベルメータ(騒音計)の規格(JIS
C 1509-1 や IEC 61672-1)で明確に規定されています。
周波数重み A(A特性)は、元々は人間の聴覚特性(純音ラウドネス特性)を近似するために考案された特性で、このフィルターをかけた音圧レベル (すなわち A 特性音圧レベル)は日本では騒音レベルとも呼ばれており、騒音測定の基本的な測定値です。周波数重み C(C 特性)は、A 特性と比べて比較的フラットな特性をもっていて、衝撃性の騒音を計測するときなどに使われます。
騒音計の AC 出力(フィルター後の信号が出力される)を FFTアナライザーに入力して分析するときに注意することは、2重にフィルターをかけて分析しないようにすることです。