正確には標準の音響校正器を使用し、下記操作手順書(PDFファイル)を参考の上、単位校正を行ってください。
ここでは、計測用マイクロホンとしてMI-1433を、マイクロホンプリアンプとしてMI-3111を使用する前提で説明しています。
カタログより
● MI-1433マイクロホンの感度代表値 | −29 dB Re. 1 V/Pa |
● MI-3111プリアンプのゲイン代表値 | −2.0 dB |
これより;
音圧 1 Pa の時の電圧出力が −29.0 dB −2.0 dB =−31.0 dBV |
-31 dBV は、10-31/20
= 0.02818 V です。
音圧が 1 Paのときに、0.02818 V になります。
校正値の設定
「コンフィグレーション」ウィンドウで、[入出力設定]→[単位校正]→[Open]の順にクリックします。「校正設定」ダイアログボックスが開きます。
「校正設定」ダイアログボックスの「CH1」の「EU」にチェックを入れます。
「校正設定」ダイアログボックスの「CH1」の[EUタイプ]を「V/EU」にします。
「0 dB基準値」を 「2E-05」 にします。 (青矢印 参照)
「校正設定」ダイアログボックスの「CH1」の[EU値]に「 0.02818」 をキーインします。
以上で単位校正は完了です。マイクロホン感度やプリアンプのゲインは個々で値が少し違います。よってこの方法は概略測定用となります。 正しくは、音響校正器で校正を行ってください。
【補足】
音圧レベル 94 dB の時の電圧出力が -31 dB より、 -31 dB を電圧にすると;
より
「音圧レベル 94 dB の時 0.028184 V(実効値)の出力」であることが分かります。同様に 94 dB になる真数 A は;
よって係数 k(EU/V)は;
最終更新日:2017/11/28